読者の皆様、こんばんは。
若い時は好きだった夏が、どんどん嫌いになっていきます。
体力の消耗が早く、疲れが倍増しています。
でも、疲れたなんて愚痴ってばかりはいらないなという記事を目にしました。
広島の集中豪雨で、行方不明の18歳の息子さんを探す母親の記事でした。
避難しなさいと電話で話して、そのすぐ後に再び電話がきて、ヤバい!という叫び声が最後の言葉だったそうです。
生きている息子を探し出すという母親の言葉。
そして自らもスコップを持ち、一心不乱に土砂を掘っている写真を見ました。
これは想像を絶する苦しみです。
親より、先に死ぬな、絶対に死ぬな、それは最大の親不孝だから
息子の高校の卒業式で、担任の先生が卒業生に語った言葉を思い出しました。
担任の先生のこの言葉の意味は、これからの人生いろいろな荒波が待ち受けているけれど、どんなに苦しくても、自ら死を選ぶことをするなということだったと思います。
つまり自殺するということは、最大の親不孝であるということ。
その時、生徒たちは、真剣な顔で聞いていました。
広島で行方不明の18歳の高校生のニュースは、わが息子と同年代なので、余計に心が痛みました。
残念ながら、もう生きてみつかることはないかもしれません。
子供を失うというのは、人生で最大の苦しみではないかと私は思います。
浪人生の息子は、相変わらずゲームをしたりスマホをいじったりのんきにしています。
この息子は、本当に私に心配ばかりかけるんだから・・
まったくもう。
そう思っていました。
でもこれも贅沢な悩みだと知りました。
今回の集中豪雨で、たくさんの方が犠牲になりました。
そして濁流の映像を見ていると、東日本大震災を思い出しました。
あの時も、お子さんに先立たれた方はたくさんいました。
一生ぬぐいきれない悲しみを背負って生きていかなくてはなりません。
生きたくても生きられなかった人。
親より先に死ぬなんて思っていなかった子もたくさんいるでしょう。
ただただ無念だったと思います。
息子に、悩んでいる若者に、命を粗末にしないでと言いたいです。