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60代の働き方、プライドをかなぐり捨てる




一日、ゴロゴロしていれたらどんなにいいかって思いました。

人間って勝手なものです、再就職が決まる少し前の無職期間は、ゴロゴロしているのが本当につらくて、身の置き場に困ったほど。
結局、私は貧乏性なのだと思います。
ボーっとしているのがもったいないと思ってしまうのです。

働き始めて、忙しくなると、今度はゴロゴロしていたいって思う。
勝手すぎますね。

60代の働き方

妹の旦那さんが、今年の秋に長年勤めた会社を定年退職する予定です。
ずっと経理関係の仕事をし、幹部として働いてきました。

その実績を生かして、再就職先を探していたらしい。
今までの経験を生かせる仕事に応募してみたら、ことごとく落ちてしまったということでした。

求人を見ると、男性の再就職先は警備員かマンションの管理人がほとんど、今までの経験を生かせる仕事したいとは甘い考えだったと気が付いたようです。

前職場にも二人の社員が定年退職をした後、シルバー社員として働いていました。
シルバーさんと呼ばれるし、給料は半分近くになってしまって、定年を迎えて、人生終わった~みたいな気持ちになったそうです。
それでも二人は65歳までは、シルバーさんとして働くと言っていました。

プライドをかなぐり捨てる

私も、少なからずプライドがありました。
前職場では、15年も働いてきたのだからと、後輩には負けたくない気持ちがありました。

自分の老いも認めたくなかったけれど、やはり40代や50代のパートさんの方が仕事が早いし、覚えも早い。
負けるもんかという思いが、ちょっと残念な辞め方につながってしまったのかと、今、思います。

そして新しい職場、正真正銘の新人になりました。
全員年下の先輩パートさんたちに、頭を下げまくって教えてもらってます。

プライドなんてものが、残っていたら、ペコペコと頭を下げることなんてできません。
私はもうとっくにプライドというものをかなぐり捨てました。

一人で生きていくってそういうこと。
もう後がないので、くらいついていくしかない。

逆に、働けることに感謝し、62歳のトロい私を雇ってもらったことにも感謝だと思うことにします。

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