アラカンのつぶやき

どんなに仲の良い夫婦でも、いつか別れが来ます。




遺留捜査というドラマを見ていました。
5月に、自ら命を絶たれた渡辺裕之さんが出演されていました。
どうやらこれが遺作だったようです。
とても痩せておられました。
この撮影時から、いろいろと悩んでおられたのか。

原日出子さんと渡辺裕之さんは、芸能界ではおしどり夫婦として有名でした。
とっても幸せそうな夫婦だったのに。

どんなに仲の良い夫婦でも、いつか必ず別れがきます。

それが自死による別れだったのですから、原日出子さんは大変な悲しみを背負われてしまいました。
最近は仕事も復帰され、前向きになられているようで、お子さんたちの力が大きいのかもしれません。

今日は午後からはレジに入ったのですが、半年ぶりくらいに買い物にいらしたお客様がいました。
いつもご夫婦で仲良く買い物にいらしていたのです。

「お久しぶりです、お元気でしたか?」と声をかけました。

「元気じゃないのよ」と突然泣き出したお客様。
「お父さんが死んじゃったの」とやっとの思いで話してくださいました。
今日はちょうど49日だということでした。

本当に仲のよいご夫婦で、いつも手をつないで買い物にこられていました。

そして奥さんは、旦那さんにいつもいつも感謝をしていました。
夫が40年間頑張って働いてくれたおかげで、今の生活ができる。
だから感謝しかないと旦那さんの前でおっしゃっていました。

旦那さんはそれを聞きニコニコと嬉しそうでした。

80代でも手をつなぐ仲の良いご夫婦をいつも微笑ましくみていました。
こんな老夫婦になりたかったなと思ったものでした。

長い間の介護お疲れ様でした、奥さんがんばりましたねと言うとまた涙していました。

誰にでも死は平等にやってきます。

それが早いか遅いかで、いつかはみんな別れの時がきます。
私は、もう何の心残りもないけれど、娘と息子に会えなくなるのが、寂しいかも。
(孫の成長ももうちょっと見たい・・・)

昨年、母が亡くなった時、娘が「お母さん長生きしてね、お母さんがいなくなること想像しただけで泣けてくる」なんて言ってくれました。
一時は親子断絶していた私と娘でしたが、そんな言葉をきいて、私がDV夫と結婚して苦労させてしまったこと、寂しい思いをたくさんさせてしまったことなど、もう許してくれているんだと思ったのでした。

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