スーパーのパートを始めたのは2007年、もう15年になります。
働くことを許してくれなかった夫には内緒で働き始めました。
女性の多い職場は、本当にいろいろあります。
精神を病んで、退職をしていった人は3人います。
一人は義母の介護でうつ病になり、他の二人は職場の人間関係のゴタゴタでうつ病になってしまいました。
人間関係がドロドロするのは、本当にきついです。
昨日、また嫌な光景を見てしまいました。
腰が曲がった60代先輩に、優しくなれない30代
67歳の先輩は、私が入社した頃は、バリバリの正社員だったのです。
私はよく怒られました。
とても怖い先輩は60歳で定年退職、その後シルバースタッフとして働きはじめました。
正社員時代から腰痛持ちで、整形外科に通いながらも定年まで頑張ったのですが、67歳の今はまるで老婆のように腰が大きく曲がってしまいました。
サービスカウンターの仕事は、宅配の受付もやっているのですが、昨日はけっこう重めの冷蔵便がありました。
重い荷物を裏の冷蔵庫まで運ばなければなりません。
重くて躊躇したのか、置きっぱなしになっていたのですが、そこへ30代の後輩がやってきました。
助けてあげるのとばかり思っていたのですが、完全無視。
仕方がないので、私が持っていきました。
サービスカウンターにもどると30代の後輩が、「なんで持っていくんですか?○○さんにやらせないと、自分でやらないくせになりますから」と注意されました。
空いた口がふさがりませんでした。
サービス業で、働いているのに、困っている同僚を助けられないとは・・・
この子には、優しさのかけらもないって思っちゃいました。
私も61歳、身体のあちこちが痛みはじめました。
痛みを抱えながら、働かなければならない先輩のつらさは、すごくよくわかります。
パート仲間同士なんで助けあえないのか?と思ったら悲しくなりました。
30歳の同僚は、自分が年老いた時に、きっと同じ目にあうと思う。
困った人を助けてこなかったのだから、助けてくれる人なんていないって思う。
おまけに自分は要領よくさぼっていて、上司の前ではいい子ぶりっこ。
本当のことをいうと、私はこの人あんまり好きではない。
30代で苦労もしていないから、人の痛みなんてわからないんだろうなと思ったのでした。