娘がお腹の中にいる時に、母親学級に通っていました。
私の結婚生活に、暗雲が立ち込め始めた時期でもあります。
夫は、お腹の中に自分の子がいるのに、平気で暴力をふるってきました。
狙うのはいつも足、太ももはあざだらけでした。
娘にはお腹の中にいる時から、恐怖を感じさせてしまって申し訳ないって思います。
当時の夫は、優しい時もあったので、幸せなふりをして生きていました。
母親学級で知り合った二人
同じ頃に産まれるということで、親しくなった二人のママ友。
三人とも一月生まれで、女の子ということで、産まれてからも、毎週一回は集まっていました。
公園に行ったり、各自の家に遊びに行ったり、三家族で旅行に行ったこともありました。
もちろん、夫ぬきです。
娘たちが小学校に入るまで、その交流は続いていて、良い思い出になっています。
私はその後、夫の実家に引っ越すことになり、親子ででかけることはなくなっていきました。
ママ友三人との付き合いは続いていて、たまにランチに行くこともありました。
三人の中で、一番元気だったSちゃんが、中学に入ってから不登校になってしまったのです。
会って愚痴を聞くことしかできなかったけれど、ママ友三人の交流は続いていたのですが、私が夫の元から逃げた頃から疎遠になっていきました。
もう一人のママ友から、Sちゃんは、中学時代で不登校となり、高校は通信制を選び、大人になってからは家に引きこもっていると聞いていました。
なんと声をかけていいかわからないと、そのママ友も付き合いをたってしまったようです。
一度、偶然にひきこもっているSちゃんのママに、会いました。
私は夫から逃げて息子と極貧生活をおくっていた頃です。
他愛のない話をしながら、娘さんであるSちゃんが、アルバイトを始めたこと聞き、安堵しました。
アルバイトだとしても、家から出られたことは大きな進歩です。
その後、どうしているかなーと思いながらも、コロナ禍を経て、長い時間が過ぎ、娘たちは31歳になっていました。
もう一人のママ友から、昨日突然LINEが来て、思わず声をあげてしまいました。
突然の訃報
Sちゃんが亡くなったという知らせでした。
事故だったのか、自〇だったのかは、はっきりわかりませんが、薬を大量に飲んでしまったことが原因だそうです。
お通夜葬儀は行わないそうです。
私はすでに、LINEの友達も削除しているので、連絡をとることができません。
LINEを送れたとしても、なんとおくっていいかわからなかったと思います。
31歳の若さで、悲しすぎます。
共に公園で遊んだ姿が、目に焼き付いています。
どこで、ボタンをかけ間違えたのだろうとも、思います