先日、東京の娘宅に、孫守りに行ってきました。
娘宅は、わが家から1時間半くらいでしょうか、バスと電車で乗りついでいきます。
横須賀からのる京急電鉄は、だいたい座れます。
私が乗った次の駅で、シニア女性の8人グループがゾロゾロと乗ってきました。
女はいくつになっても群れたがる?!
そうでない人もいるかもしれないけれど、グループで行動する人が多い気がします。
私の隣の席が二つ空いていたのですが、一人の女性が大きな声で、「○○さんと○○さんが一番年上だから、どうぞ座ってください」とすすめていた。
「あら、そう?」と嬉しそうに座る二人は、シルバーヘアーというより、もう真っ白に近い髪でした。
横須賀から横浜までの30分、私はこの8人グループに囲まれて過ごすことになってしまいました。
女8人、とにかくよくしゃべる、30分ずっとしゃべっていた。
久しぶりの外出に、はしゃいでいるようにも見えました。
シニア女性8人グループの会話
少し前までは、車内放送で車内での会話はお控えくださいと言ってたけど、今はもうそれもなし。
ペラペラしゃべっていても、誰もおとがめなしです。
耳をダンボにしていたわけではないけれど、とにかく大きな声ではしゃいでいる女性たちの会話は自然に耳に入ってきました。
どうやら横浜のみなとみらいへ、バラを見に行くらしい。
その後は、ランチ、どこで食べる?とあれこれ候補をあげていた。
8人もいて、意見がまとまるのだろうか。
「いつか見た○○、きれいだったわね~」「あそこのあれ美味しかったわね」そんな話をしていた。
この8人グループで、よくお花見をして、ランチを食べに行っているようでした。
そしてこの8人、上流階級のご婦人たちに見えました。
70代なのだろうけれど、みんなすごくおしゃれで、いいものを身に着けていました。
洋服や帽子の話も、盛り上がっていた、
「素敵ね」「これは○○で買ったの」、「よく似合ってらっしゃるわー」と褒め合う。
大きな宝石を身に着けている女性もいました。
感心したのは、どの女性も人の悪口を言わないこと。
やっぱり良い所の奥様たちなのだと、勝手に思い、ながめていました。
私とは住む世界が違う人たちなのだ。
それにしても、私はゾロゾロと8人で団体行動なんてしたくない。
人に合わせなくてはならないし、自分の意見も言わずについていくだけの人もいるんだろうなと思いました。
私の老後は、このご婦人たちと同じように、きれいに着飾って、お花を見に行ったりランチを食べにいくことは、まずないと思う。
行く機会があったとしても、二人連れがいいかも。
過去には、下流老人と思われる方の会話を記事にしました。
上流階級のシニア女性たちの会話は、はじめて聞いたけれど、日本は経済格差が確かにあると思ったのでした。