仕事帰りに、最寄駅のスーパーで買い物をしていると偶然に息子の高校時代のPTA仲間に会いました。
久しぶりに会ったKさんは、とても疲れているように見えました。
元気~?から始まり、いろいろな話をしました。
Kさん、私の息子の事をずっと心配していてくれたそうで、まず息子の事を聞いてきました。
何しろ、高校の卒業式では受験鬱になりかかっていて、眼が死んでいたし、青白い顔もしていたのでPTA仲間はみんな心配していたとのこと(ありがたいです)
無事大学生になったことを話して、今度はKさんの話になりました。
Kさんは、なんと熟年離婚をしていました
子供たちが高校生の頃は、専業主婦だったはずで、息子の同級生の娘さんは専門学校に進んだと聞いていました。
その頃は、旦那さんが定年退職したので、家にいられるのがすごく嫌だと愚痴っていたのです。
定年退職した夫に、女がいた
スマホを見てしまったら、愛してるとか、会いたいとかそんなことばかり書いてあったそうで、
相手は職場の人であったことも許せない!と思ったそうです。
熟年離婚、理由は夫の長年にわたる不貞行為でした。
不倫が発覚する前も、言葉の暴力はあったそうです。
誰に食べさせてもらってるんだ。
そんな言葉はしょちゅうだったとそうです。
今、団魂の世代の方たちって、男尊女卑、上から目線の男性が、多いのかもしれません。
言葉の暴力くらいなら、がまんするべきだと何年も耐えてきたとのこと。
でも、不倫は許せないということで、熟年離婚決意。
まず探偵事務所に、不倫の現場を抑えるよう依頼したそうです。
でもホテルに入る現場は抑えられなかったとのこと。
そして離婚相談は、弁護士に依頼。
弁護士はまず、別居をすすめたそうです。
探偵事務所、弁護士に依頼。
まるでドラマのようだと思いました。
その後、調停をおこしてあっさりと離婚できたそうです。
Kさんが、熟年離婚にすぐ踏み切ることができたのはお金の心配がないことです。
Kさんは親の遺産を相続していてお金はあるようです。
現在は、家を出て娘さんと息子さんと、三人でアパート暮らしをしているそうです。
貯金を取り崩して生きていくのは、老後も不安になるので、最近仕事をみつけたとか。
Kさんは私より若い53歳ですが、正社員で働き始めたそうです。
仕事はホテルのフロント、夜勤もあるそうです。
慣れない仕事で、毎日くたくただと話していました。
幸せそうにみえたKさんでしたが、実は違っていました。
そして、人生はいつ何が起こり、どう変わるかわからないって思いました。