この2DKのアパートに越してきて、2年半たちました。
月日の経つのは早いです。
その前は、高校生の息子とワンルームで暮らしていました。
ロフトがあったのが救いで、そのロフトが三畳くらいあったのです。
そこが私の部屋でした。
昨日も息子と話しました。
よくあのワンルームで二人で暮らしたよね。
思い出しただけでぞっとすると。
なにしろ、そこに住むつもりはなく、夫から追い出された時のための逃げ場所として、発作的に借りたワンルームだったのです。
夫の爆弾が落ちた時に、私たち親子は、友人宅や実家に逃げたり、最後の方はビジネスホテルやネットカフェに逃げたりしていました。
夫に怒りのスイッチが入ると、家には、いられなくなりました。
なけなしの貯金を崩して借りたワンルームです。
とにかく安心して眠れる場所が欲しかったのです。
そこに逃げて、何日かしたら、もう夫のいる家へ帰るのがいやになりました。
それで、帰らないで頑張ろうということになりました。
息子も同じ気持ちでした。
自由になりたかったのです。
夫は発達障害だったかもしれない。あることからそう思うようになりました
私の夫は、発達障害であるという診断を受けたわけではないのですが、普通ではなかったので、私はいろいろ苦しみました。
夫が発達障害の場合、その妻はカサンドラ症候群と呼ばれ、さまざまな苦しみがあります。
夫は病院嫌いなので、私が代わりに、心療内科に行ったこともあります。
症状を話して、薬だけでもと思ったのですが、やはり本人が受診しないとだめでした。
夫は、生き辛い世の中だといつも言っていました。
夫は、些細なことで突然キレました。
いつキレるかわからない怖さがありました。
それから救急車やパトカーのサイレンが異常に嫌いでした。
キレると、何か物を壊さないと収まらなくなることもありました。
暴力で、額を7針縫う、足の指の骨折などの被害も受けました。
そして手先の不器用さがありました。
こんな症状から、もしかしたら夫は、発達障害かもしれないと思うようになりました。
いろんな本を買いあさり、調べたりしました。
でも解決法はありませんでした。
もし発達障害だったとしても、本人がそれを知らないのです。
性格だと思ってあきらめていたようです。
夫が発達障害だと知らずに結婚し、その後、家庭内暴力へと発展、そして離婚。
同じような境遇の読者さまから、メールをいただきます、発達障害とは知らないで結婚してしまった方はけっこういるのではないかと思います。
ご主人が発達障害だと知らずに結婚した友人がいます。
結婚後、ご主人はうつ病(二次障害)になり、心療内科を受診しアスペルガー症候群と診断されたそうです。
友人は、子供と二人脱出の準備をし、アパートの仮契約までしたそうです。
でも、お子さんのひとことで、ご主人の元へ帰る決心をしたそうです。
お子さんが、「お父さんと暮らしたい、お母さんと三人で暮らしたい」と、言ったそうです。
その後、さまざまな苦労をされているようですが、対処の仕方も研究して何とかうまくやっているそうです。
夫は発達障害かもしれない、その後どうするのか
夫の発達障害の影響で、カサンドラ症候群になってしまう場合もあります。
共に生きていくか、別居、もしくは離婚。
やはり子供第一に考えて、子供の意見を尊重することが、ベストなのかもしれません。
私の場合は、別居を選びました。
長年、子供たちは、「お願い離婚しないで、お母さんが我慢して」と言い続けてきましたが、何回も警察沙汰になって・・・
ワンルームを借りたわけです。
息子の意見を尊重しました。
二人で頑張ろう。
そして今に至っています。
別居直後から書いてきた母子家庭の日記ブログです。
息子も発達障害グレーと診断され苦しんだ過去もありました。