お葬式もお通夜もやらない直葬が、近年増加の傾向にあるそうです。
直葬とは、お葬式もお通夜も全部省いて、直接火葬場に行きお別れをします。
火葬式ともいます。
ある葬儀社の統計によると、直葬が4割、お葬式とお通夜が3割、お葬式のみが3割という感じで、直葬が主流になってきているそうです。
やはり直葬を選ぶ理由は、費用の面だと思います。
直葬なら費用は、かなり抑えれると思います。
お葬式とお通夜で最低でも50万はかかるといわれていますが、直葬は10万くらいで抑えられるそうです。
この記事を読み、なるほど・・・と思いました。
私の叔父も直葬を選びました。
昨日の記事に書いた、意識不明の叔母、その旦那さんです。
叔父も認知症になり、晩年は老人病院に入院していました。
誰にも看取られることなく息を引き取ったのですが、親戚中に連絡するわけでもなく一人息子は、叔父さんを直葬し荼毘にふしてしまったのです。
母や私が会いにいった時は、もうお骨になって仏壇に収められていました。
一人息子が勝手に直葬してしまったので、母を含めほかの姉妹もとても嘆いていました。
亡くなったこと、なんで連絡をくれなかったのか。
なんで勝手に荼毘にふしたのか。
みんな従弟を責めました。
従弟はだまって聞いていました。
その時に、亡くなった叔父さんは、どう思ったのかとふと考えました。
叔父さんは盛大にお葬式やお通夜をやってほしかったのだろうか。
たぶんそれはのぞんでいなかったと思います。
自分の奥さんも認知症、頼れるのは一人息子だけでした。
親戚中に迷惑をかけたくないと、ひっそりとあの世に旅立った叔父さんは、直葬という形に満足しているのではないかと思ったのです。
直葬という葬儀を、本人が希望していた場合は問題ないのですが、叔父の例のように、誰にも相談せずに行ってしまうのは、トラブルの原因になってしまうかもしれません。
私自身の場合、費用が抑えらる直葬を希望します。
子供たちに迷惑をかけたくないし、お金もかけずにひっそりとあの世に行きたい。
子供二人が見送ってくれればそれでいいかななんて思っています。
そして死んだ後の事も。
夫と同じお墓には入りたくないです。
終活ノートの作成はまだしていませんが、直葬の後、海へ散骨希望と書くつもりです。