北海道で感染拡大、大阪の吉村知事は第三波だと断言しました。
GOTOキャンペーンで盛り上がる日本列島、これから日本はどこに向かっていくのでしょうか。
今日は、褒められたことのない私を職場で褒めてくれる人がいました。
お客様です。
「髪を切って可愛くなったわね」
60歳のオバサンに可愛い?可愛いなんて言われたのは何年振りだろう?
「素敵なマスクね、似合っているわよ」
先日レースのマスクを買ったばかりで、はじめてつかってみました。
褒められるというのは、たとえ些細なことでもうれしいものです。
5人位のお客様が素敵ねと言ってくれました。
人のマスクなんて見られていないようで、意外と見られているのですね。
レースのマスクですが、とても通気性がよく息がしやすく頭も痛くなりませんでした。
60年間の結婚生活、まずいという言葉を残して逝った夫
職場の帰り道に、常連のお客様に会いました。
ポンと肩をたたかれ、振り向くと80代女性のお客様でした。
ご主人が亡くなったのは聞いていましたが、今日は仕事が終わった後だったのでゆっくり話すことができました。
いつも手をつないで本当に仲の良いご夫婦でした。
奥さんはいつもいつも旦那さんを褒めていました。
旦那のおかげで幸せな老後を送っているとよくのろけられました。
コロナ禍の6月末に、自宅で息を引き取られたそうです。
亡くなる一時間前に、茶わん蒸しを作ってあげたとかで、身体の事を考え、薄味にしたとのこと。
旦那さんはまずいなぁ~味がしないと言ったきり意識がなくなってその後、息を引き取られたということでした。
訪問看護の医師が来てすぐだったそうです。
旦那さんは目を開けたまま旅立ちました。
医師がご臨終ですと言った時、旦那さんは目をあけていたそうです。
それで奥さんが目を閉じさせてあげました。
そんなことってあるんですね。
仲の良い夫婦だったので、最期の時まで奥さんを見ていたかったのでしょうか。
「それにしても最後の言葉がまずいだなんて、寂しかったわ」とおっしゃっていました。
旦那さんが亡くなりもうすぐ4か月、寂しさは癒えないとぼやいていました。
何しろ60年という長い結婚生活でした。
今日は大きな白いユリを抱えていました。
仏壇に供えるんだそうです。
「寂しくてもひとりでも、生きていかなければならない」という言葉が印象的でした。