シングルマザーの空の巣症候群
娘が巣立ってから、時々どうしようもない寂しさに襲われます。
子供が巣立った後、どんな母親であっても心がからっぽになるような寂しさに襲われるのではないでしょうか。
シングルマザーは特に子供との絆が深く、心にあいた穴は大きく感じます。
空の巣症候群とは、40代後半から50代の女性に多く見られるうつ状態のこと。
きっかけは、生きがいだった子供が進学や就職をして一人暮らしをしたり、子供が結婚をして家を出て独立していったことなどがおもなものです。
母親としての役割をなくした孤独感や、生きがいを失った虚無感を感じて、新たな生きがいを見つけられず、うつ状態になるものを空の巣症候群といいます
私の場合、娘が巣立ってもう6年です。
とっくに克服したと思っていました。
まぁ、娘が18歳で巣立った後に、夫の元での地獄のような生活おくり、そして息子と二人で脱出、別居を始めたので、
とにかく必死で、寂しいなんて思う暇がなかったというのが、本当の所だと思います。
別居して二年半、生活もやっと落ち着いてきました。
私の楽しみは、娘と会うことでした。
娘と月に一回会うのを、生きがいに生きていたのです。
ようするに、子離れしていなかったのと、空の巣症候群から、卒業できていなかったのか。
50代も後半の今、時々、なんとも言えない寂しさが襲ってきます。
この記事に書いた通り、帰ってくると思っていた娘が、帰ってこないことが、すごく寂しかったのです。
地元の花火大会にも、来ると言っていたのに、急な仕事で来ませんでした。
私は、ひとりでも大丈夫だ、寂しくないなんて強がりいいつつ、実は、娘の帰りを待っていたんです。
仕事のこと、息子のこと、いろいろと悩むことも多くて、余計に落ち込んでしまいました。
心にぽっかり穴があいているようで、ついに我慢できずに、娘にLINEをしてしまいました。
「なんで、帰ってこないの?寂しいよ・・・」と。
そして、すぐに、
「K(息子のこと)がいるから、寂しくないと思ってた。
了解!今週末、帰ります。」
という返事が来ました。
心が、パッと明るくなる自分がいました。
娘には、かれこれ二か月会っていないのです。
彼のこと、仕事のこと、いろいろ聞きたいと思っています。
空の巣症候群から、卒業できずに、すぐに寂しくなったり、落ち込んだりする私。
来年、息子がいなくなったらどうするんでしょうか。
ホントに、いつまでも子離れできなくて、困ってしまいます。
でもこれだけは時が解決してくれるのを待つしかないと思っています。
泣きたい時は泣く。
そして心が寂しくて寂しくてどうしようもない時は布団をかぶって寝てしまいます。
そして時にはコンビニでスイーツを買ってきて、コーヒータイム。
特上の自分だけの時間を作りボッーとしています。