この年の暮れに、私にとっては大事件がおきました。
別居中の夫からの着信
昨晩、23時くらいに二回着信がありました。
見覚えのある電話番号、無視していたら、留守電にメッセージが入っていました。
留守電には、電話くれと小さい声で入っていたのだけど、私が覚えていた夫の声ではなかったのです。
気になって電話することにしました。
第一声が、俺はもうだめかもしれない、息切れがひどくやっとの思いでしぼりだすように話す夫。
とっさに、ついに助けてコールが来たかって思いました。
いつかこんな日が来るとは、思っていたけれど、予想よりだいぶ早い。
恐怖心はまったくありませんでした。
別居直後は、夫からの着信があるだけで、心臓がバクバクして怖くて仕方なかったのです。
夫から逃げて、もうすぐ8年。
今は、もう憐みしかなく、不思議な感情です。
夫は意外なことを言いました。
俺の生き方は、間違っていた、今、バチがあたっているのかもしれないって。
神様から罰をあたえられているような気持ちなんだそうです。
私や子供たちへの謝罪はいっさいなかったけれど。
夜が怖いらしい。
もう永遠に朝がこない気がするのだそうです。
そんなに悪いの・・・
今まで、ブログに書いてきましたが、夫には年金はなく、保険にも入っていません。
なので、どんなに苦しくても病院へは行けないのです。
夫は50年以上、たばこを吸っていて、ヘビースモーカーです。
肺がもうどうにかなっているのかもしれないです。
肺がんを疑ったらしいのですが、食欲はあるので、ガンではないと勝手に判断していました。
そんなに苦しいなら、なぜたばこをやめないのか?
その質問に夫は答えませんでした。
もしかしたら、生き急いでいるのかと思っちゃいました。
息子の話を頻繁に聞いて切る夫
就職はまだか?
結婚はまだか?
子供はいつできるのか?
はてしない未来を思い描いているように感じました。
息子はまだ大学4年、来年には大学院にすすみます。
就職も結婚も、まして子供を持つことなんて、まだまだ先のことです。
夫は、息子が結婚して子供ができるまで、あと10年頑張りたいと言い出しました。
息ができなくて、息がとまりそうになった。
夜が怖い。
そんな状況でも、息子の将来がみたいと言った夫が、可哀想になりました。
娘の話もしました、夫が虐待し、家を追い出した娘は、結婚をして子供が二人できたことを。
そっか良かった良かったと、電話の向こうで泣いているようでした。
私に何をしてほしいのか?電話の意図がわかりません。
とりあえず、苦しくなったら救急車を呼ぶように説得をしました。