おひとり様の老後

元わが家付近を歩く、すべてが思い出に変わっていく




今日も、何だか胃の調子がおかしく、食欲がない。
お弁当の味がしない。

もしかして、入れ歯があわなくなったのかも?ということで、仕事帰りに歯医者へ行ってきました。

保険適用の入れ歯の違和感がハンパない!! 人生終わった・・・
今日は、仕事帰りに歯医者へ行ってきました。 本当は、疲れていたのでまっすぐ帰宅したかったのですが、予約してあったので仕方なく。 保険適用の入れ歯の違和感がハンパない!!です。 入れ歯といっても部分入れ歯...

総入れ歯ではなく、まだ部分入れ歯だけど、つけ始めた時は、食べ物の味がしないし、滑舌が悪くなり、人生終わったと思いました。
食べることが大好きな私から、食べる楽しみをとったら?
当時は絶望したのを覚えています。

年金が少ないのも、入れ歯になったのもすべて自己責任だと思っているけれど、もう過去にもどってやり直すことはできません。

ただ子供を守るために必死に生きてきた気がします。
ちゃんと巣立っていったのだから、自分の生き方は間違っていなかったのだと思うようにしています。

元わが家付近を歩く

歯医者は、元わが家の近くなのです。
もうずいぶん前から、その歯医者に行っているので、カルテもあるし、変えるのもめんどうなので、そこに通っています、

歯医者の前には、銭湯があります。
よく二人の子供を連れてきた思い出の銭湯です。

元わが家では、夫の許可がないとお風呂に入れなかったのです。
夫がお風呂に入らないと決めたら、私たちは入れてもらえませんでした。
そんな時は銭湯に行ったのだけど、帰りに大きな缶のコーラを3人で飲んだりして、楽しかったです。

別居直後は、元わが家の近くに行くのも、怖くて仕方なく、心臓がドキドキしたものです。
今日はもう、全然平気でした。

過ぎてしまえば、すべてが思い出に変わっていく。

最初に逃げたワンルームアパートの前も通ってきました。
喧嘩ばかりしていたあの頃、夜はこの道をよく散歩したなーなんて思い出しました。

息子がその道を歩く姿を思い出し、急に寂しくなりました。
息子も娘も東京へ行ってしまい、たぶんもう地元に帰ってくることはないと思うからです。

年末年始もたぶん帰省しないと思います。

気が付けば、私と夫だけが、この地元に残りました。
苦しいことつらいことたくさんあった地元横須賀ですが、私はここが好きなので、死ぬまでこの地にとどまる予定。

そして元わが家の断捨離と、夫に何かあった時の介護か、看護かの大きな任務が残されています。
一人で頑張ろう。

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