おひとり様の老後

子供を捨てた瀬戸内静寂さん、晩年は愛に生きた波乱万丈の人生




瀬戸内静寂さんがお亡くなりになりました。

99歳、大往生です。
瀬戸内静寂さんと言えば、女性週刊誌で連載をよく拝見しました。

人生のお悩み相談的な法話会をやっていました。
大変人気だったそうです。

私も週刊誌の記事上で、うんうんとうなづくことも多かったです。
あの方に救われた方はたくさんいたのではないでしょうか?

瀬戸内静寂さんの波乱万丈の人生

結婚して、一児に恵まれるも、子供と夫を捨て若い男性の元に走ります。
母としての生きるより、女として生きる道を選んだのです。
その後、その男性ともうまくいかなくなり今度は妻子ある男性と恋に落ちる。

その自伝的な小説が夏の終わりです。

映画化もされています。
その後は小説家となり、晩年は尼増になる道を選びました。

過去に「私は子供を捨てたんだから、地獄にいく」と書いてらっしゃった記事が印象的でした。

瀬戸内静寂さん、晩年は他人のために愛に生きる。

生きることは愛することだとおっしゃりたくさんの名言を残されています。

その中の一つ。

愛に見返りはないんです。
初めからないと思ってかからないとだめです。
本当の愛に打算はありません。
困った時に損得を忘れ、助け合えるのが愛なのです。

損得を忘れ助けあう、それが愛。
私自身はやはり見返りを求めていたかもしれません。
そして人を愛すると言いながら、自分自身を一番愛しているという言葉も、その通りだって思いました。

瀬戸内静寂さんは、見返りを求めず、「お返しを期待しない、感謝の言葉も求めない、それが本当の奉仕です」とおっしゃり晩年は他人のために生きました。

お亡くなりになって、感謝の言葉を伝える方が多く、愛に生きた方だからこそ、多くの人々に愛されていたんだと思いました。

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