私は毎日のように夫から罵声を浴びて生きて来ました。
モラハラだけなら我慢もできただろうに、それだけではなくたびたび家を追い出されたのです。
夫の逆鱗に触れた時、夫は決まって出ていけとまくし立てて。
ごめんなさいと言っても許してはくれなかったのです。
月一回は、追い出されていたかも。
貧乏でない時はビジネスホテルに泊まり、貧乏になってからはネットカフェに泊まってました。
不幸自慢しているわけではありません。
毎日が発見ネットに私が熟年別居にいたるまでを連載することになりました。
今だから書けるようになったのですが、記事を書いていて思ったのです。
私、不幸自慢しているみたいって。
そういうわけではないんですが、今の生活の中でいろいろと不満が出てくるわけです。
で、過去の辛いこと思い出しながら書いていたら、今の生活がどれだけ恵まれているか再確認できました。
家を追い出されるって、本当につらかったです。
23年間の結婚生活で大晦日に追い出されたことも二度ほどありました。
紅白なんか見れずに、ネットカフェで一人寂しく年越しをしたことも。
いつ追い出されるかわからない生活に、ほとほと疲れはて、いつも神様に祈っていたのです。
ここから救いだしてくださいって。
そしてある日、今逃げなさいという声が聞こえたのです。
それからトントン拍子にアパートの契約、引っ越しと息子と逃げることができたわけです。
困った時の神頼み
その後息子は大学受験を失敗し、浪人生になりました。
ほぼ独学で勉強し本番にのぞみました。
絶対に合格できると言われていた私立大はことごとく落ちて、センター試験も失敗します。
母子家庭で二浪は無理と追い詰められた時に、息子は教会に通いました。
困った時の神頼みってやつですね
第一希望の国立前期も失敗し、いよいよ最後の後期試験、またまた試験中に頭が真っ白になったそうです。
もう後がない、俺の人生終わるのかと思った時に、心の中で神様助けてください!と祈ったそうです。
そうしたらその後はスラスラと問題がとけたそうです。
メンタルの弱い子は、本番に弱いようです。
センター試験会場では、嘔吐している子もいたとか。
それを見て息子もまたまたビビッてしまって。
そして奇跡はおきました。
国立の後期は、もう後がない受験生が多いので、倍率高いのです。
わが家のように貧乏な家庭はできれば私立に行きたくないでしょうし。
後期試験でギリギリに合格しました。
当時の記事を今読んでも涙出てきます。
二年前に書いた記事です。
その時は神様はいる!ってすごく思ったそうです。
見えない力が働いたように感じたのです。
その後、息子はまた教会から神様から遠ざかっていました。
先日のこと、一人暮らしのことで頭がいっぱいで、大事な試験を忘れていたのです。
当日、大学に行く電車の中で思い出したらしいのですが、普通だったら間に合わなくて
試験も受けられなくて、単位を落とすという最悪のパターンになるはずでした。
ところが、当日は電車が何かしらの事故で大幅に遅れていたらしいのです。
大学の教授は電車が遅れていたからと追試の許可を出してくれたのです。
それで単位を落とさないですみました。
人間は窮地に陥った時に、やっぱり神様助けてになるのではないでしょうか。
たとえば飛行機が墜落しそうな時、神様助けてと祈る人が多いと思います。
困った時の神頼みはだめだよ、いつも感謝して日々を過ごすようにと息子には言いました。