認知症

87歳認知症の母、人生の最終章は寝たきり生活に・・・




桜の開花が年々早くなっている気がします。
子供が小さい頃は、いつも入学式前後に咲いていたと思うのですが。

バス停の近くに大きな桜の木があるのですが、昨晩の雨でかなり散ってしまっていました。
桜の木は一年かけてキレイな花を咲かせますが、ほんの一瞬で終わってしまいます。

87歳認知症の母は、人生最終章をむかえています。

昨年1年間で認知症がさらに進み、ずいぶん老け込んでしまいました。
母は先月87歳の誕生日をむかえましたが、自分の年齢はわかっていない様子です。

いつ聞いても83歳と答えます。
母の脳は83歳で止まってしまったのかも。

昨年12月にベッドから落ちて大腿骨骨折し、現在はリハビリ病院に入院しています。
もうすぐ手術の日から4か月たとうというのに、リハビリは進みません。

そして妹から悲しい知らせがありました。

母の人生の最終章は、寝たきり生活へ

母はもう杖をつかって歩くことも、立つこともできなくなったのです。
尿管カテーテルをしていて、それを外すためのリハビリを試みていたそうですが、だめだったそうです。

おむつにしたらぬごうとするし、おむつをしていることを忘れてトイレに行こうとする。
そうしたらまたベッドから落ちる可能性もあります。

何よりも4か月もベッドの上の生活なので、筋肉が落ちてしまったのだと思います。

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今日はちょっとショックなことがありました。 職場のスーパーの高齢のお客様がお店を出てすぐ転んでしまったのです。 両手は荷物を持っていたので、とっさに手が出なかったのでしょう。 頭を強打されそのまま意識をなくされました。 ...

おととしにこんな記事を書いていましたが、残念ながらおしまいのコースを歩んでいます。

昨年のお正月は、私の子供たちと妹の子供とみんなで食事に行きました。
あれが最後になるとは・・
あの時はつえをついて歩いていたし、食欲もあって私の分のお刺身も食べていたのです。

その後、コロナがはじまり会えなくなって、こんなことになってしまいました。
通院介助は許されたので、病院の帰りに公園に連れていったのが昨年の秋。
一緒にでかけるのは、あれが最後になってしまいました。

妹は言っています。
もっといろいろ連れていってあげればよかった。もっと一緒に出掛けたかった。
できることはもっとたくさんあったはずと嘆いています。

親の介護って、その時は必死で優しくなんかできないもので、すぎてから後悔することが多いと思う。

みんなそうなんじゃないかと思います。

桜の季節は、サ高住の仲間たちとサ高住のバスに乗って、お花見にでかけていたのです。
その時の母はとても幸せそうでした。

サービス付き高齢者住宅に入居して、幸せな時間はたくさんあったと思います。

4月には現在のリハビリ病院は出なければなりません。
母はサ高住に帰れるのか、はたまた特別養護老人ホームに入居できるのかもうすぐ決まります。

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