認知症で過食、食べたことを忘れる母



認知症になると、まずもの忘れが始まります。

同じことを何回も言う。
同じことを何回も聞く
今日が何月何日か忘れてしまうなど、さまざまな記憶障害が出てきます。

それは認知症に初期症状と言われていますが、母の場合、さらに症状が進んでしまいました。




認知症による過食や、暴食の原因は?

理由は2つあるそうです。

ひとつは脳にある満腹中枢が壊れてしまうこと。

食事をして血糖値が上がることで、「お腹がいっぱい」と感じる機能が低下してしまうので、いくら食べてもお腹がいっぱいになったと思えなくなってしまうのです。

そしてもうひとつは、認知症によるもの忘れのせいで、ご飯を食べたことを忘れてしまうのです。

認知症による過食で、食べたことを忘れてしまう母

母は、今サービス付き高齢者住宅に住んでいます。
周りはみな、おひとりさまの老後をおくっている方ばかりです。

家族に見放されたと思っている方も少なくないと思います。
身内がいなくて天涯孤独な方もいます。

母が住む3階は、認知症でも軽い方、自分の身の回りのことはある程度できる方が多いです。
認知症が進んで、自分では何もできなくなると、違うフロアに移されることになります。

周りに友人ができても、普段は密室で一人きりです。

母は目の前にある食べ物は全部食べるようになってしまいました。

たとえば、妹が母のために、ヨーグルトやおやつ、パンなど一週間分置いてくると、それを三日もかからずに食べきってしまうようになりました。

母のためを思って、食料を運んでいた妹ですが、かえってそれが母にとってはよくないことに気が付きました。

あっと言う間に空っぽになる冷蔵庫と戸棚。

妹は、すごい食欲だなと思っていたようですが、当の本人である母は、最近、食が細くて、あんまり食べれなくなったなんて平気で言います。

それが認知症です。
脳の破壊、食欲をつかさどる機能が壊れてしまったのだからしょうがないです。

認知症による過食、私たちがとった対処法

お昼ご飯は、妹がせっせと運んでいましたが、あればあるだけ食べてしまうのでそれをやめました。

そした朝昼晩三回とも、高齢者住宅の食堂でとるようにしました。

栄養も量も考えてあるので、認知症の母にはぴったりです。
月の初めにメニューが来て、AとB二種類のメニューから選んで注文しておきます。

お肉と魚がメインでどちらかを選ぶようになっています。

月末には、月一回ですが、寿司職人が来てお寿司を握ってくれる日があります。
母はそれを楽しみにしています。

食堂で、周りの仲間と食べる。
何よりも良いことは、そこでは暴食、過食ができないことです。

量も決められています。
人の目もあります。

だから食べる量を抑えらるのです。

母が嫌いと、母と距離を置いていた妹ですが、少し距離をおくことで母には優しくできるようになったみたいです。

10日に一回は、おやつや飲料を冷蔵庫にいれてきます。

相変わらず、いつ行っても冷蔵庫も戸棚も空っぽですが・・・
目の前にあるものは、あるだけ食べてしまうのは、もう仕方ないと思っています。

先日、介護認定がありました。
母は、介護認定2となり、一つ軽くなりました。

今のサービス付き高齢者住宅での暮らしを楽しめるようになったからかも。

そういえば、私も最近物忘れがひどくなりました。
先日はお財布を持たずに仕事へ行ってしまいました。

PASMOがあるので通勤には困りませんでしたが、どこかでお財布を落としたのかと焦ってしまいました。

結局は家にありホッとしたわけですが、そんな私を見て息子が言いました。

認知症になるのはまだ早いでしょ?
しっかりしてって・・・

はい、まだまだボケられません。