終活

60代の終活、延命治療を希望するかの意思表示




60代の終活

自分はまだまだ元気だと思っていても、人生とはいつどこで何がおこるかわかりません。
最近、またまた物忘れが激しくなり、私も認知症になってしまうのかな?なんてぼんやり考えています。

終活なんでまだ早いとは思いますが、認知症になった時や自分の身に何かおこった時、延命治療を希望するのかを考えたことはありますか?

・認知症、胃ろうをする選択、胃ろうをしない選択

以前ヤフーニュースで、認知症のご主人に胃ろうをつける選択をした女性の記事を読みました。

「お父さん、ごめんね、そしてありがとう」
この奥様は、認知症のご主人に胃ろうをつける選択をしました。
迷いに迷った上に、どんな姿でも生きていてほしいという思いから、本人の意思もわからないまま胃ろうをつけたのです。

※胃ろうとは、口から食事がとれなくなった人が、胃に穴をあけてチューブから栄養をおくることを言います。

認知症で、意思疎通できなくなった人に、胃ろうをつけるかつけないか、決めることは大変に難しい問題です。
本人の意思が聞けないので、家族が決めるしかないからです。

コメントは賛否両論でした。

一番多いコメントは、胃ろうをしてまで生きている意味があるのかでした。
私もそう思いました。

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こちらの記事に書きましたが、私は胃ろうをつけてただ寝かされているだけの高齢者をたくさん見ました。
なんというか、家族のエゴにしか思えなかったのです。

この記事の奥さんは違うと思いますが、中には、認知症患者の年金目当てで、延命治療として胃ろうをする人もいるのが事実です。

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私の叔母も数年も意識がもどらないまま数年過ごし、昨年秋に亡くなりました。
叔母の場合、認知症ではなく、脳内出血で倒れ意識はもどらなくなりました。

胃ろうと人工呼吸器をつけて、文字通り生かされていました。
胃ろうをつける選択をしたのは、叔母さんの50代のひとり息子です。

コロナ過になるまで、毎日病院へ通っていたそうです。
意識がない母親の元で、一日過ごすのが日課だったとか、その理由はひとりになるのが怖かったとも言っていましたが、一番の理由は、遺族年金の支給があったからだと思います。

叔母さんが亡くなり、無職の息子はどうしているのか。
直葬で会った時には意外と元気そうでした。

コロナで母親に会えなくなり、ひとりにもなれていたのかもしれないです。

認知症、そしてその他の病気で、胃ろうをつけるかつけないかの選択は、本当に難しい問題です。

まだ元気なうちに、家族に、延命目的で、胃ろうをつけるかつけないかは、伝えていた方がいいと思うようになりました。
家族がつらい選択をしないですむように、伝えておくべきだと思うのです。

私の母も、今年の一月に積極的な延命治療は希望するのかと病院側から聞かれました。
母からしないで欲しいという意思を聞いたことがあったので、積極的な治療は断りました。

母は自然なまま逝きたいと話していました。

私も、そうなった場合、延命治療はしないでほしいと子供たちに伝えてあります。
まだ早いと言われましたが・・

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