昨日は朝8時に家を出て、夜8時に帰宅。
もうクタクタになりました。
認知症母の大腿骨頸部骨折、コロナ禍での入院は大変です。
恐れていたことが起きました。
まさか自分の母が骨折するとは思ってもいませんでした。
先日通院介助した時は普通に歩けていたのに、その後腰痛が悪化。
おむつをつけ介護ベッドと車いすを借り万全の体制をとっていたのに・・・
誰も見ていないのですが、どうやらベッドから落ちてしまったようです。
その後異常に痛みを訴えるので介護タクシーで病院へ連れていきました。
まず病院内がすごい混んでいたのにびっくりです。
予約をしていたのに、一時間ほど放置です。
母はストレッチャーの上で、「痛い痛い、寒い寒い」と訴えていました。
やっと診察、レントゲンをとると大腿骨頸部、つまり足の付け根の骨がぼっきり折れていました。
そして医師から信じられない言葉。
病室も空いていないし、手術も一週間先になるというのです。
痛がって苦しんでいる母を放置された上に、他の病院を探せと言われました。
こんなに痛がっている母を一週間待たせるのはかわいそうで病院を探してもらいました。
ここでまた一時間待たされることに。
その後救急車で他の病院へ転送されました。
待たされている間に母は熱を出しました。
86歳の高齢の母を寒い待合室で放置、熱もでるでしょう。
救急車の中で、今度は熱があるのでコロナの疑いがある場合は、受け入れられないと言われました。
付き添っていた私と妹は顔を見合わせて唖然としました。
転送先の病院ですぐにコロナPCR検査です。
その時の写真です。
母はうめいていました。
お父さんの所に行きたいと涙を流す母。
(死んだ方がましということ)
手を握って励まし続けました。
検査でコロナの疑いは白とわかり、やっと入院手続きです。
その後、妹と私は入院手続きに入りました。
入院手続き、これがまた大変です。
書類を10枚以上書かされました。
医師の説明を聞き、またびっくりです。
手術は高齢なのでリスクはある、でも手術をしない選択もリスクがあるということでした。
とにかく痛みをとってあげたいので手術をお願いしました。
手術は金曜日に決まり、金属を体内に入れることになります。
最後に母は私の名前を呼び、「捨てないで、帰らないで」と訴えてきました。
でも、もうしばらく会えないことになります。
コロナのせいです。
手術も立ちあうこともできず、お見舞いも一切できません。
病状報告はすべて電話でということでした。
退院するまでどれくらいかかるかわかりませんが、その間母とはいっさい会えません。
母には頑張って、頑張って治せばまた施設に帰れるからと励まして帰ってきました。
手術の前の不安な時も、術後に痛みがある時も、家族は付き添えないのです。
母は一人で耐え、乗り越えられるのだろかと思ったら、帰りの電車の中では涙が出てきました。
コロナ流行さえなければと、この状況をのろいました。
あとは祈るしかありません。
また元気になって帰ることができるように、また会うことができるように。
無事に手術を乗り越え、リハビリも頑張ってほしい。
86歳認知症の母が、一人で乗り越えるにはあまりにも、厳しい状況だと感じました。
読者のみなさまも、このコロナ禍での入院は、本当に一人で闘うことになるので、病気もけがも本当に気をつけていただきたいと思い記事にしました。
コロナ禍で、生きていくって大変なことです。