今週、母の所へ行きます。
二か月ぶりの通院介助です。
病院を変えることにしました。
施設から徒歩15分くらいの病院だったのですが、このコロナ禍の中、少しでも施設に近い所がいいと思い、施設の下のクリニックにかえることにしたのです。
昨日、病院を変えることを伝えるために母に電話をしました。
「わかった~。待ってるね」とおとなしく電話を切ったのですが・・・
その後5分置きに母から電話が入りました。
「なんで病院変えるの?」
「いつ来るの?」
何回説明しても5分後には同じことを聞いてきました。
「お母さん、紙にメモしてね。」
「わかった、メモしたよ。」
なのにまた電話がきました。
お母さん、言葉が通じない、認知症が悪化していると絶望的な気持ちになりました。
私に電話をかけるのと同時に、妹へも電話攻撃をしていたようです。
病院を変える、その言葉が母の不安に火をつけてしまったかもしれません。
母は認知症です。
認知症は脳の病気だとわかっていてもイライラします。
イライラするとともに悲しくなります。
何度も何度も母が壊れていく瞬間を見てきて、慣れているはずだけども、そのたびに絶望的な気持ちになります。
今日は認知症の母へ、パンツを買ってきました。
母はついに自分では洗濯ができなくなり、ヘルパーさんに洗濯も頼んでいるのですが、その洗濯の日が何曜日かわからなくなり、ついにはパンツはゴミ箱に捨てているようです。
パンツが足りない!パンツを買っていってと妹からlineが来ました。
もう介護用紙パンツにするべき?と思ったのですが、プライドの高い母は紙おむつをはくのは無理かも。
ということで、パンツを買ってきました。
そしてお菓子も買いました。
こしあんが大好きな母ですが、お菓子もあればあるだけ食べてしまうので、お菓子は二袋のみにしました。
・子育てが終わったら親の介護
・年を取ると子供に帰っていく
この二つ本当だって思います。
私たちは母を施設に入れました。
だから母に接する時間は少ないです。
それでも認知症の症状を垣間見た時、本当にイライラしてしまいます。
以前も記事にしましたが、私は母に愛されたという記憶があまりありません。
母は兄を溺愛してきてからです。
介護職の妹に、母のことはまかせっきりにしていました。
妹を精神的に追い詰めてしまいました。
妹も、いつも言っています。
認知症は脳の病気、わかっていてもイライラする、なかなか受け入れることができない。
・脳が壊れていく。
・記憶が失われていく。
・少し前のことを忘れる。
自分はどうしてしまったのだろう?と一番不安なのは母自身でしょう。
それもわかっています。
母を見ていて思うのは、自分はボケる前にいなくなりたいということです。