自分が80代になった時、50代の子供がひきこもりのままだったらどうしますか?
考えるだけで恐ろしいです。
育て方が悪かったのかと自分を責めても、環境のせいにしても、現実は変わりません。
8050問題が深刻化しています。
今度は、元財務官エリートが、自分の息子を葬るという事件が起こりました。
自分がやられるとか、罪のない子供たちに向かっていくのではないかという恐れがあったそうです。
自分がやらなければという気持ちになってしまって・・
悲しい末路です。
実際に私の周りにも、子供がひきこもり状態の知人は何人かいます。
娘の同級生で、もう10年もひきこもっている女の子がいます。
中学の時に、登校拒否。
それからずっと家にひきこもっています。
アルバイトをしてもすぐにやめてしまうそうです。
一番楽しいはずの10年間を、家の中で過ごす。
かわいそうだなと思います。
どこでボタンをかけ間違えてしまったのか。
そのママさんは、いろんな宗教に頼ってみたり、カウンセリングに行ったり、占いをしてみたりといろいろな手をつくしてきました。
でも、何をやってもダメでした。
そして今はもうあきらめてしまっています。
50代のママ友は、ひきこもりの娘のために、お金をのこそうと必死に仕事しています。
会ってもどう励ましていいのかわからなくなりました。
そっとしておいてあげるのが一番なのかと思ったり・・・
8050問題、50代ひきこもり男性どうすればいいのか?
この記事に書いた80代女性は、50代ひきこもり男性を自立させました。
自立させたと言っていいのかわかりませんが、もう面倒をみなくてすむようになりました。
毎月、家賃と生活費を送金していたそうですが、それをしなくて済むようになったのです。
そんな方法があったのかと思いました。
生活保護を申請して、受けることができるようになったそうです。
なぜ親がいるのに生活保護が受けれるのか?
別の世帯になっていたからです、家を追い出してアパートを借りていたのです。
親と世帯は別、身内に援助できる人がいない、資産貯金ゼロ。
(正確に言うと、わざと資産をゼロにしたという感じです)
この条件で、申請して、生活保護を受けれるようになったそうです。
もっともこの50代のひきこもり男性は、精神疾患及び糖尿病を患っています。
生活保護から障害年金に移される可能性もあります。
身内がいても、この方の場合、80代後半の老夫婦です。
自分たちの老後資金がこのひきこもり息子のために、どんどん目減りしていったのです。
これでは共倒れになってしまうという恐れから、生活保護申請は苦肉の策だったのかもしれません。
当事者であるひきこもりの方はは、苦しんでいると思います。
息子がひきこもりになりそうになった時、見ていてわかりました。
本音は、孤独で寂しいのだと思います。
何か打開策があれば、外に出たいのだと思います。
なかなか難しい問題です。