私の母がサービス付き高齢者向け住宅に入居して、もうすぐ3年になります。
月日が経つのは早いなと思います。
母が、サービス付き高齢者向け住宅の暮らしになれるまで、半年はかかったでしょうか。
最初の頃は、うつっぽくなり泣いてばかりいたそうです。
でもどんなに泣いても、実家は取り壊され帰る家はなくなりました。
なれるしかなかったのです。
サービス付き高齢者向け住宅のサービスってどんなものがあるの?
サービス付き高齢者向け住宅って高齢者専用の賃貸住宅のような感じです。
ただの賃貸住宅と違うのはサービスがあるということです。
でもそのサービスは無料ではなく、有料です。
いちいちお金がかかります。
どのサービスを依頼するのかは入居者が決めることができます。
実際に母が住んでいるサービス付き高齢者向け住宅のサービス内容をあげてみます。
・食費 朝、昼、晩
ひと月のメニューが配られ、お魚かお肉か選ぶことができます。
最後の週はお寿司がでるそうです。・清掃サービス
居室内の清掃30分・洗濯サービス
職員が洗う、干す、たたむ、収納までやってくれます・買い物代行サービス
・買い物同行サービス
買い物は職員に買ってきてもらうか一緒に買い物に行くかを選ぶことができます。・支払い代行
職員が各種の支払いを代行してくれます・金銭管理支払い代行
通帳、現金の管理を行う・薬の保管、配薬
・通院付き添い・健康管理サービス
訪問看護により相談を行う・行政支払い代行
職員が行政機関への各種届出を行う・軽度介助サービス
インスタント食品を作ってほしい、加湿器の水を入れてほしい等々ちょっとした作業のお手伝い
費用の方は、介護保険によって負担額が変わってきます。
私の母、三食の食事のみ頼んでいます。
このサービス内容を見ると、お金さえあればなんでも頼むことができるということがわかります。
母の施設に行って、入居者さんのご家族に会ったことが一度もないのです。
お金を出して、親もしくは義両親のお世話を、すべてお願いしている家族が多いからだと考えられます。
母はまだ掃除も洗濯も、薬の配薬も、なんとか自分でできています。
そのうちできなくなるかもしれませんが。
自分自身の老後を考えると、たとえ認知症になってしまってもお金さえあれば、子供に迷惑はかけないで済むと思いました。