母子家庭の暮らし

人のためになる仕事がしたい




本当にいろんな方からメールをいただきありがとうございました。
感謝します。

大学から速達の書類が来て、入学手続きの書類を書き終わり、今日発送しました。
息子もバタバタしています。

昨日は、卒業した高校と、通っていた塾に合格の報告に行きました。
みんなすごく喜んでくれて、おめでとう!よく頑張ったとほめてくれたそうです。

ほめられたことのない息子はどれだけうれしかったか。

帰宅して、「本当に合格してよかったよ」としみじみとつぶやいていました。

その中でも一番お世話になったのが、個別指導塾の大学生講師です。
貧困母子家庭の長男で、東工大の大学生です。

息子は、俺もあの先生みたいに、人のためになる仕事がしたいと言い出しました。

その大学生は、塾も行かずに東工大に合格したという頭脳の持ち主です。
息子が同じ立場であること(貧困で母子家庭)をしり、本当に親身になって相談にのってくれたそうです。

勉強に行き詰った時も、とにかくやれとはっぱをかけ続けてくれました。

浪人生は、予備校に行かないと孤独です。
その孤独からも救ってくれたのはその講師でした。

今できること、人のためになるアルバイトをしたいと言い、今日さっそく塾の講師のアルバイトの面接に行きました。

浪人時代の孤独感、焦り、不安。
センター試験で失敗した経験。
本番になると緊張してしまうメンタルの弱さ。

この経験を生かして、息子は、同じように悩む受験生にアドバイスすることもできます。

塾の講師は、スーパーの品出しの時給の倍くらい2000円なんて所もあります。
時給がいいという理由が一番大きいとは思うけれど、自分が助けてもらった分、自分も誰かの力になりたいと思ったそうです。

息子が進む学部は理工系ですので、たぶん忙しくなると思います。

塾の講師のアルバイトをしたいとは聞いていたけど、今日さっそく面接に行くとは・・・
息子の素早い行動にびっくりしています。

入学式のスーツがほしい。
新しいリュックもほしい。
スーツを買うなら、くつやベルトも買わなくてはならないし。
新しい洋服もほしい。

私に負担をさせるのは悪いと思ったのか、こんなに早くアルバイトを始めるとはびっくりです。

一年前の今頃、受験うつと言われ、睡眠薬を飲まないと眠れなくなり、絶望の最中にいたことを思い出すと、
なんという変わりようだとうれしくなります。

試練は人を強くさせる。
息子は、試練を乗り越え、強くなったと思います。

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