実家の断捨離どうしますか?
親が年取れば年取るほど、自分では何もできなくなります。
誰がやる?
子供がやるしかないのではないでしょか。

ずいぶん前に、書いた記事ですが、大げさではなく捨てるものが大型トラック二台分ありました。
あの時は恐ろしいほど大変でした。
昭和初期生まれの母は、物を捨てるのが大嫌いでした。
銀行でもらってくる景品なんかもどんどん増えていきました。
いらないものでも、もらってきますからね。
実家の断捨離は、一度にやるのは、本当に大変です。
前から少しづつでも捨てておけば良かったと後悔しました。
母が、高齢者住宅に入居が決まり、慌てて行った実家の断捨離でした。
実家の断捨離で、潔さが必要だと思います。
私も母の貧乏性は多少なりとも受け継いでいて、捨てるのはもったいないと思ってしまいます。
まだ使えるかもしれない。
とって置こう。
また着る機会があるかもしれない。
とって置こう。
こんな気持ちがあるとなかなか断捨離は進みません。
たとえば思い出の品、アルバムや結婚式の写真など。
段ボール二箱ありました。
これは自分の小さい頃の写真もあったので捨てられませんでした。
実家の片づけは一度で済まず、何回も通ったのですが、ある日実家に行くと、写真が入った段ボールがなくなっていました。
二世帯住居で、ともに暮らしていた兄のお嫁さんが、潔く捨ててくれたのです。
お嫁さんは他人だから、潔く捨てることができたのだと思います。
大嫌いな母のものなど、エイっと捨てられたのかもしれません。
実家の断捨離で大変だったのは、高額な着物の処分です。
父がまだ食堂と仕出し弁当やさんを経営していた頃、実家は羽振りがいい時がありました。
母は趣味として、お茶やお花をやっていました。
その時に着物が必要だとかで、ひと月に一枚は着物を買っていたようです。
その着物の量がすごかった。
和ダンス一本ありました。
和ダンスは、実家ごと断捨離しなくてはならなくて、中を全部からにしなくてはなりません。
総額500万くらいになると母は言っていました。
その中に、私と妹が成人式に着た振袖もありました。
振袖は、注文したので100万近くかかったと聞いていました。
その頃、実家は金持ちだったのかも。
母は着物に愛着を持っていました。
私や妹も、着物が高価なものであることを知っていました。
断捨離する勇気がありませんでした。
母としては、着物は財産という思いもあったと思います。
とりあえず、閉まっておこうと断捨離を先伸ばししていました。
面倒なことはあとでやるっていうのはだめです。
引っ越しの数日前に行ってみると、和ダンスの中がからっぽ!見事にきれいになっていました。
またまたお嫁さんが断捨離したのです。
私と妹は、唖然としましたが、手伝いにこなかった自分たちも悪いので、何も言えませんでした。
母の宝物である着物を、バーンと断捨離できるお嫁さんはすごい!!
その後、着物が売れるということがわかりました。
どれくらいで売れるか見積もりもしてくれるそうです。
お嫁さんが断捨離する前に、そのことがわかっていれば、高価な着物たちはただのごみにはならなかったのに・・・
母は、もう少しぼけていましたので、捨てられたみたいなんて言ってました。
昔の母だったら間違いなく嫁姑戦争が勃発していたと思います。
不要な着物の買取をしてくれるバイセルという業者があります。
いくらで売れるのか?
評判はどうなのか?
思ったより高く売れたという良い口コミ、見積もりしたら0円だったとか、いろいろでした。
実家の断捨離に限らず、断捨離というのは潔さが必要です。
そして着物の教訓から、捨てる前に、不用品買取を調べてみることも大事だと思いました。