老後貧困

年金支給日に、老後貧困の悲しみを見る




今日は、偶数月の15日、年金支給日でした。

勤務先のスーパーは、高齢のお客様が多いです。
神奈川県の田舎なので、若者は、みんな都会へ行ってしまい、高齢化している町なのです。

年金支給日には、高齢のお客様をターゲットにした商品をおきます。
私が担当している、パンお菓子部門でも、和菓子を多めに発注しました。

開店と同時にATMで、年金をおろしたと思われるお客様が、買い物に来ました。

いつもの木曜日より、倍くらいのお客様がきて、とても忙しかったです。

二か月に一回の年金支給日に、私はいつも感じます。 老後社会もこんなに格差があるのかと。 そして老後貧困の現実と、悲しみを見ます。

本当に、格差を感じます。

かごいっぱいに、肉、魚、野菜、お寿司等々、一万円から二万円の買い物をしていかれるご夫婦。

全部半額の魚だけを買っていく老婦人。

いつもと変わらず、見切り品だけを買っていかれる女性。

今日は、ごちそうだと言い、お寿司をワンパック買っていかれる初老の男性。
その男性にとっては、とても楽しみな年金支給日だったと思います。

年金支給日に、お寿司を食べて、あとは細々とした生活をしているのでしょか。

同じ老人で、なんでこんなに差があるのだろうと思いました。

自営業で、国民年金だけの方は間違いなく老後貧困になります。

私の実家も自営業でした。
母は、下流老人です。

母の年金は7万円、年金だけでは暮らせない
先日、母の所へ行って来ました。 いろいろあったけれど、新しいフロアの新しい部屋で、元気にしていました。 おしゃれで、キレイ好きだった母がまた少し変わっていました。 しみだらけの服を着ていました。 ズボンもしわしわ...

本人も、私たち子供もこうなるとは思っていませんでした。
でも悲しい現実なのです。

母は老後のために貯金もしていました。
そして施設に入ることなども考えていませんでした。

何よりも、自分が認知症になることなんて想像していなかったと思います。

老後の準備をしていたとしても、何がおこるかわからないということです。

私もこのままでは、間違いなく下流老人になると思います。

老後貧困問題は、他人事ではないのです。

宝くじが当たるとかの奇跡でもない限り、最低限の生活をおくることになると思います。

こんなはずではなかったと何度も思いました。

たぶん、今日だけごちそうだと言っていた初老の男性も、こんなはずではなかったと思っているのではないでしょうか。

そして、別居中の夫も老後貧困に喘いでいます。

お金を愛しすぎた元夫、老後貧困にあえぐ
元夫と別居したのは6年前の3月、寒い時期でした。布団の中でガタガタ震えていたのを覚えています。最初に、引っ越したワンルームは、元わが家から10分ほどの所で息子と二人夜逃げのような引っ越しをしました。夫がいない間に息子とコソコソと、自転車で何

夫の場合は、自分で招いた結果です。
無年金、無保険で過ごしてきました。

今63歳、なんとか一人分の生活費は稼いでいるのか、貯金を食いつぶしているのか、わかりません。
死ぬまで、年金はなし、貯金を食いつぶしたら?生活保護?

生活保護申請は難しいと思います。

持ち家があります。
車もあります。

生活保護を受けるには、そういった資産を処分してすべてなくなってからでないとできません。

元わが家、何年も前に、査定に出したことがありますが、当時は2000万円で売れることがわかりました。
なので、食べていけなくなったら家を売るしかないのですが、財産である持ち家を売ることは死ぬよりつらいんじゃないでしょうか。

さてさて、わが家は今日も貧乏飯です。

見切り品の豚キムチを買ってきました。

お肉がちょっと黒いような?

焼けば同じです。

今日はそれを焼くだけです。

今日も手抜き・・・

( ´∀` )

あとは納豆と、サラダほうれん草を買ってきました。

★老後貧困から身を守る

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