狭いワンルームマンションの片隅に、夫の遺品の山(書類)が置いてあります。
その書類を一つずつ見ながら、どんどん捨てていこうと思っているけれど、どうにもやる気がしません。
その書類の山の中には、夫の走り書きがたくさんありました。
懐かしい文字、こうやってメモをとって、一生懸命生きていたんだなと思うと、胸がいっぱいになります。
時間がたつほど、寂しさが押し寄せてくる
あんな夫、お荷物だけでしかなかった夫でも、もうこの世にいないんだなと思うと、寂しさが押し寄せてきます。
これが未亡人の心境なのでしょうか。
暴言や暴力、ひどい目にもたくさんあってきたし、今も残していったものの処理に悪戦苦闘しています。
夫がいなくなってせいせいしたと思う気持ちがないのです。
やっぱり23年間は共に生きてきたからなのか。
どこにいても、孤独を感じます。
今、ワンルームの部屋にいても、仕事に行っても、教会に行っても、周りに人がいても、どこでもすごい孤独感に襲われています。
私って、本当に一人ぼっちだなんて思うのです。
子供たちは、すでに日常生活にもどっています。
寂しいとか、孤独だとか感じているのは、たぶん私だけだと思います。
本当に自由になったのだから、これからの老後は何をしたいのか、前向きに考えようと思います。
やっぱり旅かな?
いろんな場所へでかけたいけれど、今はまだその気力がありません。
まだまだやらなければならないことがたくさんあり、現実逃避したい気分です。
今週は、書類の受け渡しで、息子にも娘にも会う予定です。
子供たちに会えば、少しはこの孤独感から脱出できるのだろうか・・・