ひとりごと

寒くなったら思い出す、35年前に自ら命を絶った親友のこと




三連休の最終日、お天気がイマイチのせいか、そんなに忙しくならなくて、身体は楽でした。
明日から、全国旅行支援がスタートすると、マスコミは大騒ぎしています。

全国旅行支援は、予約済みのものでも適用されるようなので、私も申し込む予定です。

11月に妹といく予定の熱海のホテルです。
すごく安いのに、部屋に露天風呂があるのです。

生きていれば良いこともあっただろうに

寒くなってくると、35年前に自ら命を絶った親友を思い出します。
9月29日が、彼女の誕生日だったのです。
いなくなって35年もたつのに、誕生日だけは覚えていて、高校時代の無邪気な笑顔を思い出します。

昭和に生まれて、昭和に逝った親友。
私は、昭和、平成、令和と三つの時代を生きているのに。

人生辛いことも多いけれど、生きていれば楽しいこともあったのにと思います。

高校に入学してすぐに仲良くなった唯一の親友です。
当時は交換日記をしていて、いつも将来の夢を語り合っていました。

親友と一緒に北海道一周の旅行をしたことが一番の思い出です。

とてもかわいい顔をしていたので、北海道のユースホステルでもモテモテでした。
ユースホステルの旅人たちはみんな優しく接してくれました。

高校を卒業しても私と親友はいろんな所を旅しました。
本当に楽しかった青春時代の思い出がたくさんあります。

社会に出てから、難聴という障害が親友を苦しめることになりました。

精神を病んでしまった親友

会うたびに悩みを聞いていましたが、私には何もできなかったのです。
本当にただ聞いてあげることしかできませんでした。

27歳になっていたある日、親友から電話がきました。
私はお風呂に入っていて出れませんでした。

「あとで電話すると言って!」と伝言を頼みました。

そしてすっかり忘れていた三日後、友人のお母さんから電話がきました。。
(あの時代はスマホなんてなくて、家電だけでした)

「○○が天国に旅たちました。」

「えっ?」

私は冗談を言っているのだと思いましたが、本当のことだったのです。
お通夜葬儀の連絡でした。

親友は、私にSOSを発信しようとしていたのか、ただお別れの電話だったのか、わかりません。

電話に出なかったこと、そして折り返し電話をしなかったこと。
35年たった今も悔いています。

コロナ禍になって3年、本当に重苦しい3年でした。
たくさんの方が命を落とされました。

私もいつかはあの世に行きます、それがいつかわからないからこそ、一日一日を大切に生きたいと思います。

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