スーパーのレジという職業柄、いろいろなお客様の本音を聞くことができます。
私が会話をする常連のお客様は、旦那さんが定年退職して家にいるという高齢の方ばかりですが、愚痴を吐いていく方が多いです。
専業主婦の本音を聞く。
夫婦お揃いで買い物にくるお客さまも結構いますが、ご主人は留守番、奥さんだけ買い物にくるという方が一番多いかもしれません。
今日も、いつもため息をついてばかりのお客様がいらした。
このスーパーに買い物に来るのだけが楽しみなんだそうです。
旦那さんは一日中テレビの前でゴロゴロしていて外に出ない、そして今日のご飯何?とばかり聞いてくるらしいです。
なーんにも手伝ってはくれないそうで、三食のご飯を作るのがいやになる時もあるとおっしゃいます。
今日は、何を作ろうかと考えるのも面倒になってきたとなげく。
たまに惣菜を買っていかれます。
専業主婦の本音?先に死なれたら困る。
ほとんどの主婦の方が旦那さんが家にいるのは嫌だとおっしゃいます。
「だけど旦那が先に死なれたら困る、だってもらえる年金が半分になるから、半分じゃやっていけない、苦しくなる、だから長生きしてほしい。これ、主婦仲間みんな言っているわよ」と言いケラケラと笑っていました。
夫が自営業だった場合は、国民年金のみだと、夫婦二人で満額12万弱です。
私の母の場合も、父が亡くなってからは、年金の受け取りは7万くらいになりました。
国民年金のほかに、父が社会保険に加入していた時代があったので、遺族年金も多少入って7万円でした。
もちろんこれだけで、施設に入るのは無理。
足りない分は、父の遺産を相続した兄が負担していたのです。
旦那さんがサラリーマンだった場合、年金は半分になってしまうのか?
旦那さんの収入や、働いていた期間などで違うようですが、遺族年金は半分になってしまう場合と、三分の二になってしまう場合があるようです。
どちらにしても、二人分が一人分のなるのですから年金受給額は減ってしまいます。
いつも一緒に買い物に来て、奥さんに協力的な男性もたくさんいます。
そういう夫婦のだいたいが、奥さんの尻にひかれているように見えます。
それが老後の生活をうまくやっていくコツなのでしょうか。
老後は二人で寄り添って生きていく、私もそれが理想でした。