老後貧困

9060介護の終焉で、年金が半分に!生活水準が下げられない




先ほど、悲しいニュースを見ました。
神奈川県内で起きた事件です。

65歳の女性が90代の母親を殺めてしまったという事件です。
9060介護の悲しい結末です。

少し前は8050問題が、よく取り上げられていましたが、今度は9060問題。
60代の子供が90代の親を介護する、これから平均寿命が延びていくにつれ、この問題も深刻になっていく気がします。

9060介護の終焉

職場のスーパーにも、90代の親を介護している同僚が3人いました。

一人は旦那さんと90代の義母の3人暮らし、いつも姑の介護の愚痴を聞かされていたけれど、昨年の春に突然、介護の終焉をむかえました。
お姑さんは、階段から落ちて全身を打ち、救急車で運ばれたものの、夜中には息を引き取ったそうです。
あっけない終わり方でした。

もう一人の60代は、母親が末期がんになり、余命宣告されましたが、自宅で看取ることを決め、職場を退職していきました。
最近も買い物に来ますが、お母さまはまだご飯も食べれて元気だそうです。
長い間、お母さまと二人暮らしだったせいか、母がいなくなることなんて想像できないと話していて、とくに介護に関しての愚痴は言っていません。

もう一人の60代後半のおひとり様は、年金が20万あり持ち家もあって、ゆとりのある生活をしていたのです。

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年金20万円もらっているのに、働き続ける60代のおひとりさま女性がいます。 おひとりさまで、持ち家もある、だったら20万円で十分やっていけると思うのです。 なんで働いているんだろうといつも疑問に思っていました。 ...

年金が20万円もあると聞いて、現役時代はどれくらいの給料をもらっていたのだろうと不思議に思っていたのです。
年金20万円というのは、自分の年金と母親の年金を合わせての金額だったようです。

こちらの90代の母親も昨年二月にこの世を去りました。
シングル介護をしていた60代の同僚は、もう〇んで~と何回も思ったほど、介護は大変だったようです。
一番大変だったのは、粗相の後始末。夜中でもおむつの交換をしていたそうです。

彼女は母親の死がショックで、うつになり職場復帰まで3カ月くらいかかりました。
その後、職場に復帰し、60代後半になっても働いています。
膝や腰に持病があり、本当はやめたいみたいです。

それでも働き続けるのは、生活水準を下げられないから。

お母さまがなくなり、年金受給は半分の10万円になってしまったそうです。
(企業年金ももらっているようですので、手取りはもう少しあるみたいですが)

相変わらず、ネコを12匹も飼っていて、餌代に3万はかかるらしい。

ネコを手放すことはできないそうです。
自分の生きがいだから。

そして惣菜やお弁当を食べる生活に慣れてしまって、食費の節約ができないそうです。
この前は、2万円もするショッピングガーをポンと買っていました。
欲しいものはすぐに手に入れる、これもなかなかやめれないとか。

一度身に着けた生活習慣というのは、なかなか変えられないのかもしれません。
私の場合は、元々生活水準が低いので、貧乏には慣れていますが・・

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