老後貧困

認知症母がまたまた救急搬送、特養老人ホームに入居しても安心ではなかった




酷暑という言い方がぴったりな、今日も暑い一日でした。
高齢者にとっても厳しい夏となりそうです。

87歳認知症母が、退院10日でまたまた救急搬送されました。

救急搬送は、もう4回目です。

母は、もう自分がどういう状態なのかもわかっていないと思います。
退院時に会った時は、ガリガリに痩せていたけれど、私と妹のこともわかったので、とりあえず安心し、今後は特別養護老人ホームで穏やかな日々を過ごしてほしいと願っていたのです。

ところが、また救急搬送するという連絡がありました。
今度も嘔吐、そして血圧が70くらいまで下がってしまったのです。
 
血圧は60以下になると危篤という状態になるので、今回もドキッとしました。
87歳という高齢なので、いつ何が起こるかも覚悟しておかなくてはなりません。

今回は兄が、搬送された病院に行ってくれました。
毎回毎回付き添っていた妹は、もう疲れ果てています。

特別養護老人ホームに入っても安心ではない

今年の初めに、やっと特別養護老人ホームに入れたのです。

施設も新しくてホテルのようで、時間が穏やかに流れていく空間だと感じ、良い施設に入れたと喜んでいたのです。
母が入所した時に、施設内に入りましたが、認知症の重い症状の方ばかりで、皆さん食堂でボッーとテレビを見ていました。
お部屋で眠ってらっしゃる方もいました。

その風景は、サ高住とはまったく違っていました。

サ高住は、身の回りのことは全部自分でできる人で、認知症も初期の方ばかり。
母はそこで友達をたくさん作り楽しい時間を過ごしていたのです。
認知症が進めば、サ高住にはいられなくなります。

それでやっと入れた特別養護老人ホームなのですが、医療行為はまったくできません。
なので、少し様子がおかしいと救急車を呼んでしまうのです。

妹が、ちょっと文句でも言おうものなら、だったら特養にはいられませんと言われてしまうそうです。
そこを追い出されたら、母は行く所がありません。

この酷暑の中、病院に入院していてくれた方が安心だと思う。

だけど困った問題もあるのです。

特別養護老人ホームの費用と病院代と二重のお金がかかってしまうのです。
以前、記事にしましたが、母は老後資金に貯めていたお金は全部使ってしまったのです。
そして年金は月々7万円なので、とても病院と施設のお金を払うことなんてできません。

現在は、父の遺産を受け継いだ兄が負担してくれていますが、このまま二重の費用を払い続けていくと大変なことになりそうです。

母は入院し、現在は血圧は正常にもどりつつあります。
ただ、退院してもまた救急搬送されてしまうかもしれない。

同じことの繰り返しになってしまいます。

嘔吐の原因は、内臓が弱っているのか、転んで頭をうったことが原因なのかまだはっきりとした理由がわかりません。
現在検査中です。

そして思いました。
老後貧困決定の私、最期の時間は自宅で静かに過ごしたいと。

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