先日母が、リハビリ専門病院を退院し、特別養護老人ホームに入居しました。
母には半年ぶりの再会をはたしましたが、34キロとガリガリに痩せていました。
まさに骨と皮です、一番太っている時は65キロくらいあったので、半分になっちゃったことになります。
私のことは覚えていて、意識が正常にもどった時に「遠いのに来てくれてありがとう」と何度も言いました。
正常じゃない時は何かブツブツ言っていました。
夜中にひとり言も言ってるらしい(コワい・・・)
認知症母87歳、特別養護老人ホームに入所する
病院から特養へは介護タクシーを利用しました、介護タクシーは車いすのまま乗れます。
母の隣に座って手を握っていると「怖い怖い、一人になるのが怖い」と繰り返しつぶやいていました。
まるで子供にもどってしまったなと感じます。
介護職の妹はさすがだなと思う。
「お母さん、今から新しいおうちに行くからね、前のおうちよりきれいだよ、怖くないからねと」諭すように話していました。
母が入所した特別養護老人ホームは新しくできたばかりで、とてもきれいでした。
まるでホテルの一室のような母の部屋、窓の外には緑がたくさんの大きな公園が見えました。
そして職員さんがみんな良い方ばかりで、安心しました。
87歳の母は要介護5、一番重い介護度になってしまいました。
「要介護5」と判断されるポイントは、「食事、排せつ、入浴といった日常生活全般において全面的な介助が必要である」ことになります。これは「要介護4」とほぼ同様ですが、実際のところ寝たきりの状態である上、意思疎通が完全に不能となっている高齢者が該当となるケースがほとんどです。
要介護5になってしまったので特別養護老人ホームに入所できたのです。
要介護5何もできなくなるってこういうこと。
寝たきりなので、食事をとる時は車いすにのせてもらい食堂へ行きます。
それ以外はベッドでうつうつしていると思います。
部屋は個室でドアがあるのですが、あけっぱなしです。
母はもう立ち上がったり歩くこともできないで寝たきりになってしまいました。
なので、尿管バルーンを入れておむつをしています。
(もう尿意はわからないようです)
入所してすぐにはベッド周りを〇んちまみれにしたらしい。
これ要介護5の認知症の方にはよくあることらしいです。
そして今度は特別養護老人ホームに入所して数日、安心していたのもつかの間・・・
妹からのlineで母が救急搬送されたことを知りました。
歩けないはず、たてないはずの母がトイレに行こうとして転んで頭を切ったというのです。
前回はベッドから落ちて大腿骨骨折、落ちないように低いベッドにしたのですが、今度は頭のけがです。
幸い4針ぬって施設に帰ることができました。
要介護5は誰かの力を借りないと何もできません。
それなのに立とうとした母。
自分がおむつをしていることさえ、もうわからなくなっているのです。
入所して早々にこんなことがあり、とても心配であるとともに、特養の介護士さんたちには頭が下がります。
母のように認知症が重い方ばかり入所しているわけで、ちょっとの間でも目を離せないわけです。
本当に大変な仕事だと思います。
私は介護職の方を尊敬します、あらためて大変な仕事だと感じました。
母は自分が立てない歩けないことも理解していないので、またフラフラと立ち上がろうとするかもしれません。
妹いわく「とにかく大人しくしていてほしい。」
特養に入所できたから安心というわけではありませんでした。
今度は何をしでかすのか心配です。