私も今は別居中ですが、長男の嫁でした。
長男の嫁として義父の介護をしたのは、期間にして3ヶ月くらいだったのですが、死ぬほどいやでした。
一番嫌だったのはおむつ替えです。
赤ちゃんのおむつ替えはそんなに嫌ではありませんが、老人のおむつ替えは苦痛の一言でした。
おむつになる前は、義父をささえてトイレに連れていくことも。
身体の大きな人だったので一緒に倒れこんでしまうこともありました。
当時私は36歳くらいだったか、我ながらよくやったと思います。
義父が末期がんで亡くなってから、葬儀も喪主の妻としていろいろと神経をつかいました。
三回忌が終わるくらいまでは親戚づきあいもしたけれど、ただ煩わしいだけのものでした。
兄のお嫁さんも、長男の嫁としてさまざまなしがらみを放棄しました。
私や妹ともう3年以上会っていません。
親戚づきあいをしていないと同じです。
(時々兄からはlineがきますが)
長男の嫁なんて最悪、もう親戚づきあいはうんざり!
兄のお嫁さんの言葉です。
父の七回忌で会った時に、聞きました。
はじめてお嫁さんの本音を聞いた気がしました。
私の実家は大家族でした。
母が長女で、父は婿養子に入ったのです。
母の妹が3人いました。
私や兄にとっては叔母さんにあたります。
その叔母たちが、超おせっかいで口うるさい。
兄のお嫁さんは、結婚してからずっとグチグチ言われてきたそうです。
長男の嫁として、最初は我慢して、愛想をふりまいていたのです。
長男が家を継ぐべき、親の面倒を見るべき、そして子供の教育まで口をはさんできたらしいです。
兄のお嫁さんは57歳。
同年代ということで、私と妹とは表面上は仲良くしていたのです。
お嫁さんは別居してシングルになった私に、会うたびにうらやましいと言っていました。
長男の嫁としてのしがらみも、親戚づきあいもうんざり!
「自分も家を出て、一人で暮らしたい」と相談してきたこともありました。
私のように子供を連れて、家を出ようと思ったことも何度もあったそうです。
それほど、長男の嫁としての親戚づきあい、そして姑の確執がいやになり逃げだしたい気持ちになっていたのだと思います。
うるさかった叔母たちが年老いて静かになり、今度は小姑である私と妹がガミガミいうようになり、もういい加減にして、自由にしてという気持ちなってしまったのかもしれません。
確かに自営業の妻は大変です。
今までよくやってきたと思います。
でもお嫁さんの言葉で、許せない言葉もあります。
私の母の事。
「早く〇ねばいいのに。長生きしそうだよね、あと10年は生きるんじゃないの?」という言葉です。
いくら仲良くしていたとはいえ、実の娘である私たちに、言ってはいけない言葉だと思いました。
許せないと思いながらも、私自身も義父の介護がつらくなった時は、早く〇んでほしいと思ったこともありました。
血がつながっていない他人だから言える言葉です。
いつか自分も息子のお嫁さんにそんな風に思われるのだろうか?
迷惑をかける前に、消えたいです。