パート

専業主婦に戻れるならそれが幸せ




今日40代の同僚がパートを辞めました。
数年は一緒に働いていたと思います。

辞める理由は、身体の不調です。

たぶん更年期障害だと思うのですが、あらゆる不調をうったえていました。
最後は腱鞘炎になりました。
腱鞘炎はキャッシャーとしては職業病のようなものです。

手術をすすめられているとのことですが、やはり一番は手を休めることだそうです。

コロナの影響でステイホームになった時、スーパーは毎日戦争のような忙しさでした。
その時はコロナが怖いとコロナ鬱で10日ほど休んだこともありました。

それでも辞めないで頑張っていたのは、息子さんの学費を稼ぐためでした。
(私立の中学に入学したのです)

とにかくいろんな病院に通いながら、パートを続けていたのですが、これは医療費のためにパートをしているようなものだと気が付いたと言っていました。
4時間の短時間パートだったので、確かにそうかもしれません。

手術をすすめられるほど悪化した腱鞘炎で、レジ打ちができなくなり辞めることを決断しました。

「専業主婦にもどる、とうぶん働かない」と嬉しそうでした。
辞めると決断して、専業主婦にもどると決めたとたんに、顔が明るくなっていったように思います。

専業主婦に戻れるなら、それが一番幸せなのでは?

お子さんのために、手の込んだお弁当も作れるだろうし、ただいまと帰ってきた時に母親が家にいる幸せを息子さんは味わうでしょう。

その同僚が働き続けたもう一つの理由が、独身時代に極貧を味わったからだそうです。
毎日お豆腐一丁しか食べれない日が何日もあって、その苦労を忘れられないのだとか。

だから働けるうちは、労働をしようと思っていたようです。

息子さんはひとりっこなので、私立の学費も切り詰めれば、旦那さんの給料でやっていけるという。
更年期障害で身体が不調な間は、専業主婦でやっていけるならそれが一番幸せだと思います。

私にも専業主婦の時代がありました。
夫の自営業がうまくいっている時、年収1000万円の時代です。
子供二人を私立小に入れて優雅な暮らしをしていました。

私立小のママ友とは、よくランチに行ったものです。
話についていくのが大変だったことを覚えています。

あんまり覚えていないけれど、昼間に家にいるのはたいくつでした。
私は専業主婦にむいていなかったのだと思います。

誰が食べさせてやってると思ってるんだ?!!
夫はよくその言葉を口にしました。

今時、そんなことをいう旦那さんっているのでしょうか?

その言葉の呪縛からも解放された今、貧乏ながらも自分の力で食べていけることは、幸せなことだって思います。

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