老後を考える

シングル介護、必要なのは自由な時間と労いの言葉




今日も暑い一日でした。
北海道では39℃の報道を見ました。

やはり異常気象だなと思います。

最近、母のことでしょっちゅう喧嘩になっていた妹と、何とか和解しました。
妹は、母の介護を気持ちの上で全部背負って、パニック障害になってしまいました。

パニック障害になって、もう数年たつらしいです。
そんなことも私には打ち明けませんでした。

シングル介護、必要なのは自由な時間

シングル介護とは、おひとりさまやひとりっこが、一人で親の介護をすることを言います。

職場のお客様で、両親が二人とも認知症になってしまい、一人で介護をしている女性がいます。
お兄さんがいるそうですが、やはりお金は出すけど、介護はしないというタイプで何も手伝ってはくれないそうです。

レジをしながらのほんの短い時間、愚痴をはいていかれます。
私の母も認知症なので、苦労がわかります。

その方にしても、同僚のおひとりさまにしても、何よりも楽しみなのは、親がディサービスに行く時間なのだそうです。
介護から解放される自由な時間は、絶対に必要だと思います。

そしてシングル介護に、もう一つ必要なのは労いの言葉ではないかと思います。

たった一言でもありがとうと感謝の言葉を伝えれば、つらい介護も報われる気持ちになるのではないかと。

私にはそれが足りませんでした。

妹には、介護職なんだから親の介護をするのは当たり前なんて気持ちもありました。

妹は、亡き父が病に倒れてから、介護職につきました。
それまでは私と同じスーパーのレジの仕事だったのです。

すごい勉強して資格をとって、お父さんとお母さんの介護は任せてなんて言ってたものだから、つい任せてしまったわけです。

そしていつもありがとうという感謝の気持ちも伝えませんでした。
私は私で、息子の受験失敗、受験鬱と、一人で乗り越えるには大変な時期もありました。
自分に余裕がなかったのです。

今、やっと息子が自立への道を歩きだし、心に余裕ができました。
そして妹には悪いことをしたという気持ちになり、労いの言葉をかけるようにしています。

それにしても、自宅で親の介護をしている方もたくさんいます。
そんな方たちに比べて、月一回の通院介助しかしていない私は、やはり感謝しなければと思います。

私と妹は、双子です。
双子でも性格はまったく違いますが。

これから老後を迎えるにあたって、やはり妹とも仲良くしていこうという気持ちになっています。

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