昨日の母の日、たくさんの親子がお花やケーキを買いにきていました。
自分のお小遣いで買っているお子さんもいました。
私は夫と同居中の時の母の日を思い出しました。
夫と子供が買い物に行き、カーネーション一輪とケーキを買ってきてくれるのが恒例でした。
花束でもなく植木でもなく、毎年必ず一輪でした。
それを一輪挿しにさして、眺める時間が好きでした。
そんな幸せな時もありました。
サービス付き高齢者住宅の母の日
私は今年は、ピンクのカーネーションの鉢を送りました。
毎年ブリザードフラワーを送っていましたので、母の部屋はお花であふれています。
私の娘が送ったものもあるので、数個は飾ってあります。
空気がきれいになるというブリザードフラワーもあります。
母はいつも不思議がっていました。
なぜ?水をやらないのに枯れないのかって・・・
ブリザードフラワーに水をさしたら大変です。
だめになってしまいます。
母は、お花が好きです。
実家にいる時は、小さな庭があり、お花を育てるのが好きでした。
お花に水をあげるのが好きでした。
なので、今年はカーネーションの植木鉢にしました。
母の部屋には、ベランダがあり、そこに植木鉢が数個並んでいます。
アジサイやベコニア、それを育てるの楽しいようです。
サービス付き高齢者住宅の母の日、兄はやはり行きませんでした。
妹は、行ってくれたようですが、兄は行かなかったようです。
妹は、母が嫌いだと言いながらも、やはり憐みの気持ちで会いに行っています。
母が待っていたのは兄だったと思います。
お花やお菓子や感謝の言葉より、一番待っていたのは兄だったと思います。
兄夫婦は、母が大嫌いだと言い、もう二度と会いに行かないと言いました。
そんなことを母は知りません。
そして私が妹がプレゼントしたものを、兄にもらったと言い張ります。
妹は、それがたまらなくムッとするらしいです。
でも、そんな母でもやはり可哀想だと思ってしまいます。
カーネーションの鉢植えが着いたとお礼の電話がきました。
「今年のお花は、本物だからお水をあげていいからね」と言いました。
母は、庭木いじりもどき?ができると喜んでいました。
兄の話にはふれず・・・でした。
兄が行かなかったこと、批判するつもりはありません。
だけど、いくら母が大嫌いになったとしても、自分を生んでくれて、今お店を引き継いで経営できているのは母のおかげなのにと思ってしまいます。
自分一人で大きくなったのではなく、両親がいたから今があります。
兄はそんなことも忘れてしまったのでしょうか。
サービス付き高齢者住宅の母の日に、会いに行かない人がほとんど。
これは母のいるサービス付き高齢者住宅の場合ですが、天涯孤独の方も多いし、お嫁さんと折り合いが悪く入居された方もいて、母の日だからと言って会いに行く人は、少ないようです。
昨日訪ねて行った妹は、入居者さんの家族に誰も会わなかったそうです。
私も、毎月一回は行っていますが、ご家族に会ったことは一回もないのです。
ここは姨捨山か?と思います。
明日は我が身、いえ老後は我が身かも。