読者の皆様、こんばんは。
今日は、国立大学の後期試験の日でした。
息子は浪人を決めてしまっていましたが、今日、もう一度、チャンスがありました。
4月から大学生になるれるかもしれない。
私はひそかに期待していました。
息子の気持ちが変わって、後期試験を受けてくれないか。
そして合格してほしい。
それが、私の願いでした。
貧困母子家庭で、浪人は許されない
私は、去年から口を酸っぱくして言い続けていました。
だから頑張ってと。
だけど、息子は今日、4月から大学生になれるかもしれないチャンスを自らつぶしてしまいました。
私は、早朝仕事に行ってしまいました。
息子を信じて・・・
受験に行ったよね?
そのようなLINEをしても、既読にもなりませんでした。
勝手に、あ、今試験中なんだと良い方に、解釈して、合格しますようにと必死に祈っていました。
ところが、仕事から帰宅後、息子は家にいました。
テレビを見てゴロゴロしていました。
失望しました。
がっかりしました。
貧困母子家庭の同級生の何人かは、浪人は許されないからと、不本意な二次志望の大学に入ることを決めたそうです。
浪人を選んだ同級生も、もちろんいます。
でも、ある程度、裕福な家庭の子ばかりです。
たぶん、予備校にも行けるのだと思います。
私は、大学受験がこんなに大変だとは思いませんでした。
親の私も、3キロほど痩せました。
来年、またこのような経験をしなくてはならないのかと思うと、ぞっとします。
しかし、息子が決めたことです。
どうしても、入りたい大学を目指したいというなら、もう応援するしかないです。
親としては、自分の子供が浪人して、苦しむ姿を見たくなかったというのが本音です。
ただでさえ、孤独な浪人生活なのに、宅浪(自宅浪人)は、さらに孤独です。
その孤独と戦いながら、目標に向かっていくことはできるのかと、不安な気持ちでいっぱいになります。
貧困家庭では、奨学金を借りなくてはなりません。
奨学金を借りるか、就職をするかのどちらかです。
貧困の連鎖を防ぐために、政府がいろいろと対策を考えてくれています。
給付型奨学金も、今年度から採用されました。
対象は、生活保護世帯か、非課税世帯です。
収入が年間100万以下ということですから、かなりの貧困でないと対象にはなりません。
わが家も、貧困母子家庭ですが、その対象にはなりませんでした。
去年、高校を通して、第一種奨学金(貸与型)の審査は通りました。
利息がつかないタイプです。
これも浪人決定となり、もう一度、申請しなおさなければならなくなりました。
そんなことを考えると、やはり浪人決定は、かなり残念です。
こんな状況であること。
夫は知りません。
一年位、音信不通です。
生きているのかもわかりません。
(たぶん生きているとは思いますが)
たぶん、息子のことも娘のことも心配してないと思います。
俺を捨てやがってくらいに思っている最低な父親なのです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。