終活

「夜が怖い!」糖尿病で片足を失った父の最期





今年はじめの健康診断で糖尿病予備軍と診断されました。
60歳になりいよいよ来たか?と思ったのが正直な感想です。

糖尿病は遺伝すると聞いていたからです。
それで半日断食を始めたのですが、3キロ痩せてからは停滞中です。
17時間何も食べない時間はあっても、相変わらず甘いものの間食を続けています。

だから停滞しているのだと思う。
糖尿病の怖さを知っているので、甘いものもやめなければいけないとわかっているのですが・・・

糖尿病で片足を失った父の最期

私の父は40代で糖尿病を発症し、79歳で亡くなる寸前まで、糖尿病に苦しんでいました。

糖尿病、恐ろしい病気です。
サイレントキラーと呼ばれていて、初期の段階ではあまり気がつかないことが多いのです。

父は食堂を経営していました。

甘い物も大好きでした。
炭水化物も大好き、ご飯とラーメン、かつ丼と焼きそばなど、いわゆる炭水化物セットをよく食べていました。

アンパンやドーナツなども良く作ってくれました。
(洋菓子職人の経験があったので)

若い時の、暴飲暴食がたたって父は、糖尿病になってしまいました。
糖尿病は贅沢病とも言われています。

美味しいもの食べすぎだったのです。

父の最期の時、片足を失いました。切りたくない切りたくないと、泣いていたことを、後から母に聞きました。

足を切断すると、寿命が短くなるということで、必死に治療したのですが、最後は膝から下を切ることに。

そして、切ってから10か月で、亡くなりました。

もう一度歩きたかった。
もう一度、買い物に行きたかった。
もう一度家に帰りたかった。

そんなことばかり言っていたけれど、父は強い人でした。

家族にあたるとか、暴言をはくとか、いっさいしませんでした。
お見舞いに行くと、いつもうつうつと眠っていました。

「夜が怖い。」

眠ってしまうとそのまま、目が覚めないような気がするからと言っていました。
昼夜逆転の生活をおくっていたのだと思います。。

父は母の言いなりの人生だったと思う。
母がガミガミ怒り散らしても言い返すことはなかったのです。

そんな父でしたが母には、ありがとうと言って、昏睡状態に入りました。
ちゃんと母に、お礼を言って、天国へ旅経ちました。
立派な最期だったと思います。

大好きな家に連れて帰りました。

布団をめくると、片足がない。
可哀想で可哀想で仕方なかったです。

棺には、お花をいっぱい入れて、片足は見えなくなりました。

糖尿病は怖い病気です。

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