夫がいなくなってから、孤独だって思うことが増えました。
いろんなことを思い出してばかりいます。
二人の子供たちがまったく帰ってこないことも、つらい。
自分だけここに取り残されたような気持ちになっています。
家が売れて、すべてが終われば、本当に東京へ引っ越すことができるのか?
それも不安。
最後はみんな一人になる
いつかは訪れる配偶者との別れ、最後はみんな一人になります。
奥様を先に亡くした男性が生きる気力をなくして、認知症になってしまう、そんなお客様を何人も見てきました。
長年付き添った配偶者を亡くすというのは、精神的に大きなダメージを受けます。
私の場合、別居10年、長年付き添ったというわけではないのに、少なからずダメージがありました。
私の母の場合、父が亡くなってから老人性うつ病になってしまいました。
糖尿病との闘いが何年も続き、その介護に疲れていたということもあると思います。
母は、老人性うつ病から認知症へと移行していきました。
うつ病というのは、脳が疲れているからなると聞いたことがありますが、母の場合も神経も身体も、すり減らしてしまったのだと思う。
一方教会の仲間に、ご主人を亡くして、大腿骨骨折しても、元気に復活した90代がいます。
配偶者が亡くなってダメージが大きい人、立ち直れる人、その違いは?
90代のご婦人は、たくさんの趣味を持っていたのです。
その趣味は、コーラスだったり、ボランティアだったり、家でのガーディングだったりとたくさんあり。
一人になっても楽しむという術を知っていたから、元気に復活できたのかと思いました。
つい先日もお会いしましたが、現在92歳、頭もボケておらず、元気に一人暮らしされてました。
毎日が感謝と話されてました。
目の前のこと、持ってるものに感謝するのも、やはり大切だと感じます。
おひとりさまの老後は、誰にでもやってきます。
老人性うつ病や認知症にならないためには、やはり趣味をもつこと、つまり好きなことを楽しむ時間をもつことなのかと。