今月2回目の三連休、早いものでもうお彼岸なんですね。
秋のお彼岸といったら、すぐに母を思い出します。
母は、お彼岸の間に亡くなったのですが、命日いつだっけ?と思い出せない私。
自分の過去記事を読んで思い出しました、当時の生々しい記憶がよみがえってきて、涙がポトリ。
どんな母でも、やはり母を好きだった
母は兄を溺愛していたので、私は愛されていないと何度も思いました。
父は、妹を溺愛、私は真ん中の子で、いらない人間?と心の奥底にいつもひがみ根性があった気がします。
(中間子あるあるでしょうか)
29歳の時、実家を出て一人暮らしを始めた私。
兄も妹も、すでに結婚していたので、一人残っていた私が家を出る時、母は泣いたのです。
「馬鹿な子ほどかわいいというけれど、心配ばかりかけるあんたがいなくなると、寂しい」というようなことを言われた記憶があります。
母が私のことで、涙を流したのは、最初で最後だった気がするけれど、嬉しかったな。
一人暮らし二年目くらいで、バタバタと結婚を決めた私、ブログに書いてきたように最悪の結婚生活をおくることになってしまいました。
結局、結婚してからも、心配ばかりかけていました。
私が夫から逃げて、息子と二人暮らしを始めた頃は、母はもう認知症になっていました。
母に会いに行くと、旦那さんに怒られるから早く帰った方がいいと何度も言って。
だから、私が一人暮らしをして、自由になったこと、わかってなかったと思います。
育ててくれてありがとう。
施設に入って、認知症になってからは、いろいろと大変だったけれど、今思うと、私は母が好きだったのだと気がつきます。
兄ばかりを見ていた母、寂しい気持ちをぬぐいさることができなかった私ですが、そんな時に出会ったのが竹内まりやさんのいのちの歌です。
母が嫌い、父が嫌い、もしそういう感情の方がいらしたら、ぜひこの歌を聞いてほしいです。
心から、育ててくれてありがとうという気持ちになります。