私は今振り返っても、本当に息子を溺愛していたと思います。
やっとできた男の子、可愛くて可愛くて仕方なかった。
二年半前にこの世を去った母もまた長男である兄を溺愛していました。
ところが兄は母が嫌いだったのです。
二世帯住宅で暮らしても、兄と口をきかない日が多くなり、家族と暮らしていても孤独をずっと感じていたと思います。
お嫁さんから嫌われる理由は、過干渉かな?
私と息子は、母子家庭ということもあり、母子依存というのか、お互いに依存しあっていました。
息子は私に、愚痴や暴言を吐くことでストレス解消していました。
依存からの脱出は、苦しかったけれど、その苦しみを乗り越え、自立できたのだと思っています。
卒親宣言、子離れできない親はもう卒業
卒親という言葉があります。
親が、子供にしてあげる最後の事とは、子供の手を離してあげることなんだという記事を読みました。
私は、息子の手をぎゅっとつかんでいたけれど、その手を放して正解だったのです。
もうすぐ一人暮らしをスタートさせて3年になりますが、会うたびにかわり、頼もしく感じることも多くなりました。
卒親しても子供は子供
こちらからLINEはしません、来れば答える感じです。
たまに来る息子からのLINEは、お金貸してが多いのですが(苦笑)
これも、来年社会人になればなくなると期待しています。
卒親をしても子供は子供なので、心配は永遠に続くと思います。
もちろん何かあれば、助言もするし、助けにいきます。
可愛い子供は旅をさせろと言います。
子供の手をギュッと握ったままでは、子供は一人で歩きだすことさえできません。
娘に子供が授かったと知った時、子供が子供産んで大丈夫なの?なんて内心思いました。
娘は私が想像していた以上に育児をして、仕事をして、家事をして頑張っています。
卒親とは、握っていた手を放し、遠くから見守るってことなのかなと、私は思います。