熟年別居

老後資金を貯めるために働く、いざとなったら近所の揚げ物屋さん。




62歳になって、転職を経験し、こんなに大変なものなんだと実感しました。
すごいエネルギーが必要です。
これは離婚の手続きに似ているかもしれないです。

私は別居9年目ですが、離婚の手続きはいっさいしていません。
たぶんこのまま別居で通す予定です。
離婚の手続きが大変だからという理由ではなく、離婚してもメリットがないからです。

老後資金を貯めるために働く

夫が国民年金に加入していなかったので、私も未加入の時期が何年もあります。
免除申請さえできませんでした、国民年金は世帯単位でしたので、夫に収入があれば、私だけ免除申請することができなかったのです。
苦肉の策として、パートを長時間に変更し、社会保険に加入しました。

こんな状況ですので、独身時代に納入した厚生年金を含めても。65歳から受け取れる年金は3万ほどです。
家賃42000円のマンションに住む私、年金だけでは家賃さえ払えません。

なので、働き続けなければならないのです。
やっと新しい職場で頑張っていく決心ができました。
あとは、どれだけためられるかです。
仕事を続けて、節約して小さく暮らせば毎月10万円は貯金できるかも。

息子が社会人になれば、援助するからと言ってくれていますが、そんな親にはなりたくないです。
今、また意地悪なパートさんがいようと、身体はクタクタに疲れようと、老後資金のために働くしかないのです。

いざとなったら、近所の揚げ物屋さん

よし、頑張ろうと思いつつ、今でも近所の揚げ物屋さんの貼り紙を見ています。
午前も午後も募集しています。

ここは、お肉やさんの小売店みたいなもので、女性一人で切り盛りしています。
コロッケや、めんち、かつなどが本店のお肉やさんから運ばれきて、そこで売っている感じです。
一人で切り盛りは、大変だけど、人間関係が皆無なので、その点ではラクだろうなと思うのです。

職場に向かう途中にそのお店はあるので、毎日その貼り紙を見ては安心する私です。
保険のようなものです。

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