終活

来年70歳、ずっと生きづらさを訴えていた夫、最期は看取ります。




横須賀市では、花火大会をやっていました。
3年ぶりの開催です、なんと住んでいる部屋のベランダから見えました。

これは、私の一つの夢だったはずなのに、見てもちっとも感動しませんでした。
感情が老化しているのかな。

別居してすぐに見た花火は、感動して涙が出たのを覚えています。
ゆっくり花火を見れる日がくるなんてと思ったものです。

それにしても、花火大会が開催できるくらい、コロナが沈静化して良かったです。

なかなか昨日の疲れがとれません。
東京、すごい人!結婚式に参列していた若い人はみんなマスクを外していました。
その光景にちょっと驚いたけれど、私はまだ外す勇気はなかったです。

昨日は、息子と夫の話しをしたし、親戚にも今どうしているのか?また聞かれました。
正直な所、元気なのかそうでないのか全くわかりません。

夫は来年70歳になります。

付き合っていたころから、ずぅっと生きづらさを訴えていました。
辛いことばかりの人生だったらしい、楽しいと思ったことなど一度もなく、ただ苦しかったと。

えっ?なんで?と思いました。

私は結婚するまでは、嫌なことを避ける生き方をしてきたので、辛いことはあまりなく、とちらかというと独身生活をエンジョイしていたからです。
で、結婚して、人生がガラッと変わっちゃったのだけど、夫の変人ぶりには戸惑うことばかりでした。

それがモラハラやDVにつながっていき、今に至るわけですが、現在はどうなんだろう?
家族を追い出し、老後は一人暮らし、それでも生きづらさは変わらないのか。

何のために生きているのだろう?とも思います。

仕事場と家の往復で、もう〇まで横須賀を出ることはないと思う。
娘の結婚と出産も知らなければ、息子とも音信不通です。

何かあった時に、連絡がくるのは、息子のスマホか私のスマホだと思います。
もし何かあった時に、すぐに駆け付けられる距離にいるのは私なので、たぶん駆けつけることになると思います。

来年70歳になる夫は、72歳までは生きると思うとよく言っていました。
どういう根拠があって言っているのかはわからないけれど、72歳までは頑張るということなのかもです。

私は夫の最期を看取ります。

私の方が先に逝く可能性もあるけれど、年齢順だとすれば7歳上の夫が先かもしれない。
こればっかりはわかりません。

さんざんな目にあった私でも、最期はちゃんと夫を看取りたいなと気持ちが変わってきたのは最近のことです。
夫が目標にしていた72歳まであと少しなので、チラチラと考えるようになりました。

正直な所、最期の瞬間は看取っても良いけれど、長い時間の介護は遠慮したいです。

夫と暮らした23年間、やはり良い時もたくさんありました。
生きづらさを訴えながらも、娘や息子を可愛がっていた時期もあったし、娘に関しては12年間私立の学校に通わせることができました。
これは、夫の力がなければできなかったことなので、やはり感謝するべきこともたくさんあります。

できたら最期の時には、娘と孫にも会わせてあげたい。
もちろん息子にも、みんなで感謝を伝えたいって考えています。

ずっと生きづらさを訴えてきた夫でしたが、あなたの人生は無駄ではなかったよと伝えたい。

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