先日、認知症の母の面会に行ってきました。
母は入退院を繰り返していましたが、現在は看取り介護の選択をしました。
今後、たとえ血圧が70に下がろうとも救急搬送されることはなくなりました。
最期の時間は、特別養護老人ホームで過ごすことになったのです。
母に残された時間は少ないのかもしれないと、さっそく母に会いに行ってきました。
久しぶりに会った母は、想像していたよりも元気でホッとしました。
ただがりがりに痩せて、人相まで変わっていて、腕をつかんだら、まるでごぼうのようでした。
飲むことも食べることも、どんどんできなくなっていくと思います。
いつ急変してもおかしくないと医師からは告げられています。
看取り介護を選んで正解だったのは、面会ができることです。
今はコロナ禍で、ずっと面会もできずにいました。
コロナが収束したらとの思いをずっと持ち続けていたのですが、なかなか収束しません。
面会ができるようになって、私たち子どもはもちろんのこと、孫や母の姉妹も会いにいくことができたのです。
過去には、母の介護を押し付け合いをしていました
このブログにもさんざん書いてきました。
サ高住に入る時も、結局は一番近くに住んでいる妹に、何から何まで頼んでしまっていたのです。
介護職をしていた妹も、だんだん疲れていきました。
少しは協力してという話になり、私はふた月に一度の通院介助を手伝っていたのですが、昨年の秋に、ベッドから落ちて大腿骨骨折をし急激に悪くなっていきました。
兄夫婦は仕事が忙しいことを理由にまったく会いに行ってなかったのです。
もちろん介護関係や入院手続きの諸々も妹に押し付けていた感じです。
「長男も長女も何もしない、なんで私に押し付けるんだ」と、妹はたびたび爆発をし、そのたびに喧嘩になりました。
終わりよければすべて良し。
今年の夏に状況が変わりました。
長男である兄が介護施設のキーパーソンになり、母の救急搬送の時の付き添いもやってくれるようになりました。
妹は肩の荷が下りたと思います。
そして看取り介護となり・・・
ずっと会うことができなかった母の妹たちや、孫やひ孫もかけつけることができたのです。
なんでみんな会いに来るのだろう?と不審がられないか心配したのですが、そこは認知症です。
前日に誰が会いに来たかというのも忘れています。
そしてみんなが会いに行ったからなのか?母はまた元気になってきたように感じます。
みんなでドッと会いにいったものだから、特養の方から今後は週一回にしてくださいとくぎをさされました。
面会時間は二人ずつ、10分間という制限があります。
介護の押し付けあいをしたり、母に寂しい思いをさせたりした私たちですが、終わりよければすべて良しです。
母はみんなに会えてうれしかったのではないでしょうか。
母に残された時間は少ないかもしれませんが、少しでも幸せな時間を過ごしてほしいと思っています。
メールをくださったMさん、お返事を差し上げましたが、アドレスが間違っているのか戻ってきてしまいます。
正しいアドレスを連絡ください。