老後貧困

あんたはお金に汚い!ずいぶん前に妹に言われた言葉です。




私は根っからの貧乏性だって思う今日このごろ。
しおれたほうれん草が5束で50円で売っていたので買ってきました。

一束10円?ラッキー!なんて感じです。
下ゆでしてカットし冷凍しました。

これを胡麻和えにしたり、おひたしにしたり、サラダにしたりと節約できるなんて喜んでいたのです。

息子に「聞いて聞いてほうれん草が5束で50円だよ~すごくない?」と嬉々として言ってみた。

息子は眉にしわを寄せて、「なんで母さんは安いものしか買わないんだ?」と言う。
その顔をみて、私はまた安物買いの銭失いってやつをやってしまったと反省したのでした。

あんたはお金に汚い!同い年の妹から言われた言葉です。

もちろん双子と言えど、言ってはいけないことってあると思う。
lineで喧嘩になりました。

双子の喧嘩は壮絶ですよ。
お互いに傷つくつぼを知っているので、これでもかっていうくらいに傷つけあいます。

お金に汚いってどういうこと?
けちってこと?

その時は本当に頭にきたし傷つきました。

一部上場の企業に勤める旦那さんがいる妹に、パートで高校生の息子を養わなければならなかった私の貧乏暮らしがわかるはずないよね。
ケチにもなりますよ!と言い返してしまいました。

ところがそのお金に汚いって言葉の意味が最近わかるようになってきたのです。

私は求めるばかりで、与えることをしなかったのです。
ようするにもらうことばかりを考えていました。

無料でもらえるもの、シールを集めてもらえるものなど大好きでした。
いらないものをもらってきてばかりなので、物があふれてました。
最近どんどん捨てていますが。

誰かにものをあげる?ほとんどしていないです。
自分が貧乏なんだから与える余裕なんてないって決めつけていました。

豊かに与える人になりたいです。

そしてもう一つ感じているのは安いものしか買わないこと。
(息子がいうのはあたっているのです)

たとえば500円のコーヒー?もったいなくて絶対飲めません。
たとえ美味しそうなケーキが売っていても、もったいないと思ってそれより安いプリンを買うとか、10円でも安いものを買う。

本当にケチな女だと思う。
お金に汚いって、つまりはがめついということだと思うのです。

がめついって嫌な言葉ですよね。
このがめつい性格になったのは別居中の夫の影響があると思います。

夫ももらうことばかり考えていました。
たとえば亡き父の遺産、父が生きている時からおまえは長女なんだから絶対もらってこいよと言い続けていました。

夫は亡き父のお通夜にもお葬式にも参列せず、長女として肩身の狭い思いをしました。
結局は兄から少しばかりのお金をもらいました。
父が生存中に遺産放棄の手続きをとっていたからです。

与えることはまったくせずに、もらうことばかり考えていた私。
安いものしか買わない貧乏脳。

だからいつまでも貧乏なのかなって感じています。
お金に汚い女から脱出したいです。

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