以前、遺品整理の特集をテレビで見ました。
男性の一人暮らしの遺品整理の現場は悲惨でした
部屋中に散らかったごみ、流し台の中は使った食器がそのままになっていて、カップラーメンやペットボトルなどが錯乱していました。
一人暮らしの男性は、たぶん断捨離なんかしないのでしょうね。
(ミニマリストは例外ですが)
高齢男性の一人暮らしの部屋の様子がとても憐れでした。
奥様に先立たれて、一人暮らしをしていたようなのですが、食器棚の中の食器の数がすごかった・・・
かつては大家族だったと思わせる茶碗やお皿に数々がそのままになっていました。
一人暮らしの男性のほとんどは片付けたり、捨てたりが苦手なんだそうです。
特に昭和生まれ、その年代の方は、いろいろなことを奥さんにまかせっきりだったのではないでしょうか。
断捨離できない高齢の男性のおひとりさま
別居中の夫も一人暮らしで、昔から物を捨てることが嫌いでした。
元わが家は、本当にいらないものであふれていました。
5DKのボロ家でしたが、そのうちの二部屋は倉庫のような役割を果たしていました。
30年前の新聞や広報誌が普通にありました。
押し入れを開けると40年前に亡くなった義母の着物がたくさん出てきました。
着物、今は価値はまったくないです。
あんなものをとっていてどうするのでしょうか。
夫は、義両親の遺品を捨てるのを嫌がり、勝手に捨てるとすごく怒りました。
内緒で捨てたものもあります、わからないようにこっそりとです。
怪しく黒光りした大黒様もあったっけ。
あれはまさしく貧乏神だったと思う、そんなものが玄関にかざってあったのですから貧乏への道まっしぐらだったのかも。
元わが家は、まるでごみ屋敷でした。
今はどんなになっているのか。
ゴミの中で生活しているから、晩年ずっと気管支炎?一日中咳をしていました。
あのごみ屋敷を、いずれ始末するのは誰?
子供たち?私?
遺品整理はいずれ誰かがしなくてはなりません。
夫が先に逝くか私が先に逝くか、全くわかりません。
年齢順だとしたら夫が先になります。
(夫は7歳上の67歳)
子供たちにやらせるのはしのびないです。
遺品整理も、量によっては莫大なお金がかかってしまいます。
遺品整理の特集をみながら、元わが家の大量のものを思い出していました。
あれを片付ける日が来るのが恐ろしいです。
せめて自分のものは、断捨離しつつ、必要なものは買わない、もらわないと実践していこうと思う。