介護

親の介護で、結婚をあきらめたイケメンフリーターの青年




私の職場のスーパーには、30歳のイケメンフリーターがいます。
あの三浦春馬さんと同い年の彼は、羽生結弦選手に似ていてお客様にも人気です。

今日もあるお客様に、あの方の名前はなんていうの?なんて聞かれました。
ずいぶん前から働いていらっしゃるけど、あんな感じのいい青年はいないとべた褒めでした。

お客様にもパート仲間にも大人気の彼は、波乱万丈の人生をおくってきました。

親の介護のために結婚をあきらめたのです。

高校二年生の時に、父親が病気で急死。
家計を支えるために、高校を中退、アルバイトとして働きだしました。

このお店に来た時は、ひょろひょろのまだ幼さを残した少年でした。
まだ17歳でしたから。

あれから13年、今はバリバリと、どんな仕事もこなす青年になりました。
もしかしたら、ほかの正社員さんよりも仕事はできると思います。

みんなに頼られている彼は、契約社員にならないかという話もあったそうです。
契約社員になった方がフリーターよりも全然待遇はよくなります。

そんな話があった時に、今度はお母さんの方がくも膜下出血で倒れてしまいました。

彼は父親を亡くした後、母と二人暮らしをしていたのですが。
そのお母さんが、仕事中に倒れ、意識不明で病院に緊急入院しました。

神様はいるの?
なんでS君には、こんな試練ばかり与えるのだろうと、パート仲間は話していました。

その後、S君のお母さんの意識はもどったのですが、記憶障害が残ってしまいました。
障害の重さから、しばらく入院していたのですが、その後は、特養に入ることができたと聞きました。/sp>S君のお母さんは、60歳、私と同い年です。
もう家に帰ることはできないそうです。

契約社員から社員になる道もあったのに、S君は断ってしまいました。

契約社員や社員になると他店舗へ転勤があります。
転勤はできない、母親のそばから離れることはできないという理由からです。

親の介護のための結婚はあきらめたと話しています。

背も高く、さわやかなイケメンです。
性格もすごく良くて、職場の人気者です。

「もう特養に入れたのだから、自分は自分、幸せになってもいいんじゃないの?」という話をしたこともあります。

金銭的な問題も大きいのではないかと思います。
いくら特養とはいえ、介護費用がかかります、それにフリーターのままだと給料が低いので、結婚はできないと決めてしまったようです。

S君は、お母さんと二人で暮らしていた家で一人暮らしです。
ちゃんと自炊しているみたいですが、寂しいだろうなと思います。

最近は特養もコロナのせいで面会はできません。

若年性アルツハイマーの母と生きるのブログを書いている岩佐まりさんをご存じでしょうか?
岩佐さんのお母さんは55歳の時にアルツハイマー認知症だと診断されました。
それから10年、介護日記を綴られています。

岩佐まりオフィシャルブログ「若年性アルツハイマーの母と生きる」Powered by Ameba
岩佐まりさんのブログです。最近の記事は「名前が消える(画像あり)」です。

岩佐まりさんは37歳で、昨年結婚されました。
結婚後もお母さんの介護もブログも続けられています。

最新のブログ記事は「無表情」
私の母も昨年から無表情になりました。

無表情って、せつないです。
自分もいつかそういう日が来るのかもしれない。

笑えるうちは笑って過ごしたいと思います。

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