熟年離婚、まず住む場所の確保
熟年離婚は貧乏な老後のスタートラインと言えると思います。
夫と別れたい、一緒にいるのが苦痛、第二の人生をおくりたいと悶々と毎日を過ごされている方もいるかもしれません。
コロナの影響で、旦那さんが在宅勤務になったら?
私だったら、毎日24時間夫といるのは耐えられなかったと思います。
熟年離婚は、貧乏になるということは覚悟しなけらればならないと思います。
熟年離婚するにあたって、まず住む所を確保しなければなりません。
実家があるなら、実家に帰り親の介護をしながらというのも一つの選択です。
私のように、実家がない場合は、自分で探して自分で確保しなければなりません。
私の場合、まず10万円を貯めて別居の準備をしました。
いつ飛び出してもいいようにとりあえず10万円ためました。。
夫のモラハラに耐えられなくなった時に、その10万円でワンルームを借りました。
10万円では本当にギリギリなので、逃げる準備金は多ければ多いほどいいと思います。
家を飛び出してすぐに借りたワンルームアパートは4万円の家賃でしたので、入居にかかる費用はほぼ10万円ですみました。
そしてすぐに買ったのは布団セット二組です。
当時は高校生だった息子がついてきたからです。
高校生の男の子とワンルームで暮らすのは本当に大変でしたが、ロフトがあったのでそのロフトが私の部屋になりました。
その後、思ったより早く現在の2DKのアパートに暮らすことができました。
現在の家賃は5万円です。
駅まで徒歩5分で2DKはかなりお安い物件だと思いますが、それでも住居費は重くのしかかります。
ならば公営住宅をと考えたことがありましたが、母子家庭の場合、離婚が成立していないと申し込むことさえできないのです。
一人用の公営住宅は、とても不便な所ならすぐに借りれることができます。
(横須賀の場合です)
息子が社会人になり、この家を出ていくことになったら、公営住宅に入るのもありかなと思っています。
公営住宅なら、2万円で借りることもできます。
団地と言われる古い物件だと思いますが、あの夫と離れて一人で住むならどんな場所も天国です。
今も生活は楽ではありませんが、熟年別居して何よりも精神が安定しました。
そして自由を得ました。
これは息子にも言えることで、自己肯定感がハンパなく低かった息子が変わっていきました。
もっと早く、引き離させばよかったと思いました。
熟年別居して、一番楽しかったのは娘との旅行です。
別居していなかったら旅行に行くなんてとんでもない話でした。
平日の外出も、実家に帰った時も、私には門限というものがあったのです。
門限のある生活を23年もしてしまったので、未だに帰る時間を気にしてしまう癖が身についています。
熟年別居をした後、やっぱりに必要なのはお金です。
食べていかなくてはなりません。
でもそれが楽しかったりもします。
自分の力で働き、自分のお金で生きていく。
そして24時間全部自分の時間です。
これはお金にかえられない喜びでもあります。
おひとりさまの老後は、サ高住に入居して・・・という夢もありますが、最悪公営住宅に入居すれば、つつましく生きていくことができるかもと思っています。