別居中の夫は67歳になりました。
無年金無保険でもなんとか一人で暮らしているようです。
特別定額給付金10万円、私はほぼ借金を返しました。
この10万円、無年金無保険の夫はかなり助かったのではないかと思います。
夫は自営業です。
仕事はもうほぼないと思いますが、細々と一人分の生活費くらいは稼いでいるのかも。
生きていかなければなりませんので。
本来なら67歳、年金を受給している年齢です。
ところが、夫は無年金、国民年金を払いこんだことが一度もないという生き方をしてきました。
まぁ国民年金や国民健康保険を払ってこなかったのは夫自身で、自業自得と言われればそれまでです。
元わが家は、築40年のボロ家です。
雨漏りもしていたし、砂壁でしたので廊下はいつも砂だらけでした。
広さだけはありました。
庭も含めて50坪ほど。
夫は67歳になり、無年金無保険でも、なんとか暮らしていることはわかりました。
一年に一回くらいは、息子が父親の様子を見に行っています。
今年も電話がきた時、私は会いたくないってとっさに思いましたが、息子が行ってくれました。
3月から、また音信不通になっていますが、息子は時々思い出しているようで、「親父大丈夫かな?」とつぶやいています。
やはり血がつながった親だから?自分に暴力や暴言をはいた父親をゆるしている息子はえらいと思います。
持ち家があるので、家賃がかからないのは大きいと思います。
でも下手に土地と家屋をもっているので、固定資産税がかかります。
その税金の支払いも、滞納を繰り返していました。
赤紙と言われる差し押さえの手紙も来ていたことがありました。
その税金関係の支払いはどうしているのか・・・
さっぱりわかりません。
無年金無保険でも一人で生きている夫
多少蓄えもまだ残っているかもしれません。
そして二台あった車は一台売ったと息子から聞きました。
貧乏なのに、仕事用のトラックと軽自動車二台保有していたのです。
軽自動車の方を売ったそうです。
仕事場へはトラックで行っているらしいです。
つい最近、元わが家の近所の方が職場のスーパーに買い物にきました。
「あなた、こんな所にいたの?」とびっくりしていました。
そして「出ていって正解よね、幸せになってよかった」と言ってくれました。
(私の顔にしあわせと書いてあったのだろうか)
夫の変人ぶりは近所でも有名でした。
現在、私と夫のつながりはスマホのみ。
困ったことがあれば電話をしてくると思います。
別居当時は夫からの電話が怖くてたまりませんでした。
5年たった今、恐れはまったくなくなりました。
あるのは憐みの気持ちだけです。