熟年別居

熟年別居中の夫から電話、肺が苦しいってコロナじゃないの?




仕事から帰って、ホッと一息コーヒータイムをしていたら、スマホが鳴りました。
見たことのある電話番号でした。

熟年別居中の夫からの電話でした。

話したくないので無視しようと思ったのですが、何回も何回もかけてきたので仕方なく出ました。

また怒鳴られるのかな、嫌だなと思っていたのですが、まず夫の声にびっくり。
ガラガラのおじいさんみたいな声でした。
(もう67歳なのでおじいさんか・・・)

肺が苦しくて息ができない、俺はもう仕事ができないと泣き言を言いだしました。

まさか帰ってこいと言うのではないでしょうね?
あの地獄の生活にもどるつもりはないです。

自分は病気かもしれない、もう仕事ができないと訴える夫。
私に何をしろと言うの?

こんな老後になるとは思わなかったと愚痴を言いたかったらしい。

「おまえに言っても仕方ない」
その通りです。

もう食べていけないというのなら、家を売るか、生活保護を受けるしかないでしょ?と言ってみました。

私の夫が、老後貧困から脱出するには家を売るしかないのです。

・親から譲り受けた土地や家は絶対売らない
頑固な考えは変わっていないし、夫にとって親から受け継いだ財産は命より大事なのです。

肺が苦しくて起きられないってコロナじゃないの?

違う、肺気腫だって勝手に決めつけています。

生活保護の申請をすすめました。
やはりそれも考えたようですが、持ち家があると申請できないってあきらめているようです。

ようするに夫は自分が死ぬまで、親から譲り受けたボロい家と土地は手放す気は毛頭なく守り続けていく覚悟を決めているのだと思います。

そしてもう長くはないかもしれないから息子に会いたいと言いました。

息子が浪人して国立大に入ったことを伝えたらびっくりして、そうかそうかよく頑張ったなと嬉しそうな声でした。
大学なんて行かないで、働いていると思っていたようです。

大変な思いをして大学生になれたことを話しました。
5年間母子家庭で頑張ってきたと言ってやりました。

娘の結婚も伝えましたが、やはりうれしそうでした。
娘にはつらくあたった夫でしたが、本当は可愛くて可愛くて誰にもやりたくないという気持ちだったと思います。

そして息子が育ててくれたのだから、親の面倒を見るのは当たり前って言ってるよ、口だけかもしれないけれどと伝えると。

老後の面倒を見てもらうなんていいから、俺が死んだら葬式を出してほしい。Kに会って話したいと何度も言います。

息子が帰宅して、夫の電話の内容を伝えました。

なんで?会うの?と嫌そう顔。

お父さんはもう長くないかもしれないから、会いたいんだって。

息子は演技じゃないの?本当に具合悪いかわからないよと言いながらも、血がつながった親です。
近いうちに会いにいく決心をしてくれました。

(確かに具合が悪いというのは演技なのかもしれない、この情勢で不安になって連絡をしてきたのかもしれません。)

でも本当に旦那がコロナに感染していたら?

そんな所に息子を行かせるのも不安です。

平和に暮らしてきた母子家庭の暮らし、どうなってしまうのか。

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