老後を考える

不安や恐れから解放されたら、生きるのが楽になりました




私が夫がモラハラ男であることを知ったのは、新婚旅行先でした。
些細なことでキレた夫を初めて見ました。

そこから私は夫を恐れるようになり、結婚生活23年間いつもいつもおびえていました。
夫の顔色を見て過ごし、心が休まることはありませんでした。

夫の元から飛び出した後も、不安や恐れは私につきまとっていたけれど。

最近やっと不安や恐れから解放された気がします。

常に不安や恐れをもっていると、心臓をギュっとつかまれている感じで、心が休まることはありませんでした。
半年くらい前までは、夫の夢をみてうなされることもありました。

ぐっすり眠れるようになったのはつい最近のことです。

同居中はいつ夫が怒り出すのではないかという不安。
別居後は夫が訪ねてくるのではないかという不安。
母子家庭となり経済的にやっていけるのかという不安。

たくさんの不安や恐れを持って生きてきました。
昨年は息子が浪人中によく暴れたので、もう本当に絶望の毎日。
あんな父親の背中を見て生きてきたのだから、息子も同じような人生を歩むのではないかという不安もありました。
娘は娘で摂食障害になったり買い物依存症になったり、愛情不足に苦しんでいたし。

子供がちゃんとした大人になれないのは私の責任だなんて自分を責めたことも。

そして息子が無事大学生になり、劇的に変わったこと。
それが恐れや不安から解放されるきっかけになりました。

経済的な不安も、息子がアルバイトをしたり奨学金を借りることで、なくなりました。
息子はもう一人でも生きていけるなと肩の荷がおりました。

恐れや不安から解放されたら、生きるのが楽になりました。

DVやモラハラの被害者ならわかるかもしれませんが、心の傷もあります。
その心の傷も、別居してもうすぐ5年、やっと癒えてきました。

大きな音や人の怒鳴り声にビクビクすることもなくなりました。

これからの老後不安も全くないといったらうそになりますが、自分一人で生きていくのならなんとかなるかなと思っています。
人に縛られた生き方からやっと解放され、本当に気持ちが楽になりました。

これから迎える老後は、自分のために生きたいって思います。

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